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カーネルメモリの設定変更でWindowsを速くしよう!

DisablePagingExecutive_001.png

最近ではメモリーも安くなったため、1G以上の大容量メモリーをPCに搭載している人も多いですね(私も1Gに増設してあります)。そこで、カーネルメモリをすべて物理メモリーに展開することで、システム全体のパフォーマンスアップをしましょう。 メモリーが512M以上の方のみにしてください。この方法はレジストリを変更するので初心者の方にはおススメできません。

Windows XPのOSは、「カーネルメモリ」と呼ばれる領域に常駐しています。「カーネルメモリ」は、「ページプール」、「非ページプール」という2つの領域に分かれており、前者の実体はHDD上に、後者の実体は物理メモリー上(RAM)にあります。
カーネルメモリの確認方法は「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを押してタスクマネージャを起動し「パフォーマンス」タブを開くと、右下の「カーネルメモリ」という部分で使用量が表示されます。

ページプールはHDD上に展開されているため、物理メモリー上にある非ページプールよりも実行速度が落ちる傾向があります。
仮想メモリ領域(HDD)に置かれていたページプール領域を物理メモリ上(RAM)に展開して、Windows XP全体のパフォーマンスを向上させるというのが、このチューニングの主旨です。

カーネルメモリの設定の仕方


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スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「regedit」と入力します。レジストリエディタを起動して、次の順にキーを表示します。

HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→Session Manager→Memory Management

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「Memory Management」というキーを選び、右の欄に表示されます。
「DisablePagingExecutive」をダブルクリックします。

DisablePagingExecutive_004.png

「値のデータ」に半角数字で「1」と入力する。「DisablePagingExecutive」がない場合は「Memory Management」を右クリックして「新規作成」-「DWORD値」を選んで作成します。

再起動後、カーネル部分はすべて物理メモリー上に展開され、システムが速くなります。

というのが難しい方法です。初心者にはもっと簡単にできます。窓の手というツールを使います。

窓の手のダウンロード

DisablePagingExecutive_005.png

カーネルを常に物理メモリに置くにチェックするだけです。たったこれだけでいいんです。

最初の説明を書き終えた後に、窓の手で出来ることを思い出したんでこんな感じになったちゃいました。せっかく時間かけて書いたものを消すのはもったいないですし、ごめんなさい。

追記070811:Windows Vistaでは窓の手は使えないのでこの方法はまったく無意味というわけではなさそうですね。Vistaの人はぜひこの方法を使って高速化して見てくださいね。

パソコンやスマホなどのガジェットに興味があり、大学で情報工学の勉強してシステムエンジニアに。ブログ歴は15年以上。ITの専門的な知識はそこそこあり、国家資格の情報処理技術者試験のスキルレベル4「情報セキュリティスペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などを取得。

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COMMENT TO THIS ENTRY

この窓の手は常に起動しておかないと
いけないんですか?

4156

最近ではメモリ3G-6Gというのも増えているので、いっそページファイルの総量を0にするというのもアリですよね

5830

6GB搭載しても32bitOSは4GB程度しか認識しませんよ

6767