シャープのワンセグ対応電子辞書Papyrus PW-TC900を買ってみた!


Papyrus PW-TC900
今まで使っていた電子辞書が不運にも棚から落とし、液晶が割れて使い物にならなくなってしまったので、新しく電子辞書を買う事にしました。でも、ただの電子辞書では面白くも何とも無いのでシャープのワンセグ対応電子辞書、“Papyrus(パピルス)
辞書収録数は最近の電子辞書としては少な目の40コンテンツ。カラー画像を搭載した「スーパー大辞林」、約26,000語のネイティブな音声を収録した「ジーニアス英和辞典」、普通の辞書コンテンツ以外にも今流行の脳トレ&脳年齢測定やIQテストなど様々なものが入っている。40と聞くと少ないように感じるが実際使う数としてはこれでも十分な気がします。必要に応じてSDカードスロットにコンテンツカードを挿すことでコンテンツを加える事が可能。
今回、電子辞書の辞書の部分についてレビューしても全然面白くないのでワンセグや付加機能についてレビューを書きたいと思います。

で、実際使ってみました。
ワンセグの受信感度はgigabeat Vより良好でした。ですが、映像の映り全然良くない。液晶のSHRAPがその液晶を生かしきれていない。これは4.3型液晶でワンセグを拡大表示しているかではなく、通常表示でもお世辞にもきれいな映像とは言いがたい。むしろgigabeat Vの方がきれいに映っている。これが電子辞書と動画プレーヤーの差か?携帯のように2軸回転もするので視聴方法はテレビスタイルと辞書スタイルから選べる。

PW-TC900の特徴としては先程述べた通りワンセグが目玉なのですが、それ以外にもちょっとした機能が付いています。それが画像表示とブックリーダー、MP3再生です。画像表示機能は.jpgのみで最大2MBまで。また、サイズが大きすぎるものは表示できない。漫画を読もうとチャレンジしてみたが表示速度が少し遅いため読むのに時間がかかる。あまり実用的とは言えないが、一応できない事は無いといった感じ。


これについているMP3再生機能は本当におまけといった感じ。再生画面をご覧になれば分かるとおりです。シンプルとは言えば聞こえがいいかもしれないが、実際は何も無いだけ。ジャケット表示機能どころかイコライザやランダム再生もない。さらに対応ビットレートは~192kbpsまで。しかも、MP3再生中は辞書及びその他の機能は一切使えない。音質についてはまあまあ。MP3についてはかなり厳しい機能となっている。
ブックリーダー機能はテキストデータを表示できるので、青空文庫でダウンロードした小説を読む事ができる。これは結構便利な機能だがMP3と併用ができないのが痛い。その他にも、カードから読み込む機能には悪いところがある。上の画像を見て分かるように、画像表示、ブックリーダー、MP3再生が別れている。ファイルブラウザみたいにしてくれれば使いやすいのだが、なぜ分ける必要があるのか私には理解できない。さらに、ここで重大な問題が発生する。同一フォルダにテキストファイルと画像ファイルなど複数のファイル形式が入っていると画像表示、ブックリーダー共にフォルダにファイルが表示されなくなる。それ以外にもSDカードを抜き差しすると電源が切れてしまう。これらは本当にどうにかして欲しい思う。
結果的に考えると、ちょっと微妙ですね。値段の割には、辞書の数が少ないし付加機能も良くない。ワンセグはまだいいとして、MP3やブックリーダー機能はお粗末で、あくまでおまけと考えるべき。音楽はやはり専用のプレーヤーで聴くのが一番だし、電子辞書も電子辞書だけを買うべき。余計な機能なんて付いていない方がいいのかもしれない。今後の後継機には期待したいですね。
おススメ:★★★★
値段 :★★
性能 :★★★
欲しい方ぜひ買ってみては?
シャープのワンセグ対応電子辞書Papyrus PW-TC900
これ買おうか迷ってたんですけど記事をみて買わないことにしましたw
タッチパネルついてるやつも便利そうですよね。