Apple iPodシリーズの新モデルを発表！iPod nanoはビデオカメラ搭載！

2009.09.102020.04.08

アップルはポータブルプレーヤー「iPod」シリーズの新モデルを発表した。発表されたのはiPod touch、iPod nano、iPod classic、iPod shuffleの4シリーズ。iPod nanoには新たにビデオカメラとFMラジオ、歩数計などの新機能を搭載した。新型iPodシリーズは本日よりオンラインストアApple Storeにて販売されており順次出荷となっている。ただし新iPod touch 32GBと64GBに限り9月下旬以降の発送となる。

・iPod touch (3rd generation)
新iPod touchの価格は、8GBモデルが19,800円、32GBモデルが29,800円、64GBモデルが39,800円。

・iPod classic (3rd generation)
新iPod classicは、160GBモデルが価格は24,800円。

・iPod nano (5th generation)
新iPod nanoの価格は、8GBモデルが14,800円、16GBモデルが17,800円。

・iPod shuffle
新iPod shuffleの価格は2GBが5,800円、4GBが7,800円。

iPod touch

新iPod touchは、8GBモデルが27,800円から19,800円と8,000円の値下げ、32GBモデルが47,800円から29,800円と18,000円の値下げと大幅に価格を下げている。新たに64GBモデルが39,800円で登場し、従来の16GBモデルが廃止された。本体サイズは従来のモデルと同様の61.8×8.5×110mm（幅×奥行×高）、重量は115g。液晶は480×320ピクセルの3.5インチで、音楽再生時間は最長30時間、動画の再生時間は最長6時間と前モデルより音楽再生の動作時間が6時間ほど短くなった。容量は8GB、32GB、64GBの3種類。

iPod touchの32GBと64GBはOpen GL ES 2.0.をサポートし、処理速度が最大50%高速化。また、最新のOS「iPhone 3.1」をプリインストールしており、Genius Mixなどの新機能が利用できるようになっている。Genius MixはiPod touchをiTunesにシンクするだけで、Geniusがライブラリを自動的に相性のいい曲を組み合わせ、最大12個のオリジナルリミックスを作成する。従来のiPod touchからのOSアップデートは有料で600円かかる。

32/64GBモデルでは、iPhone 3G/3GSと同様に音声でのコントロールも可能になり、リモコンとマイク付きのイヤフォン「Earphones with Remote and Mic」が付属。なお、8GBモデルは音声コントロールには対応せず、イヤフォンもリモコン/マイク無しとなる。

iPod classic

新iPod classicは、新たに160GBモデルが価格は24,800円で登場し、これまで29,800円で販売されていた120GBモデルを廃止。HDDの大容量化と値下げを同時に実現している。本体サイズは61.8×10.5×103.5mm（幅×厚×高）、重量は140gで従来の12GBモデルと同一。iPod classicの160GBモデルは以前も販売されていたが、従来の160GBモデルは61.8×13.5×103.5mmだったのに対し、新型iPod classicは3mmほど薄くなっている。液晶は320×240ピクセルの2.5インチで、再生時間は音楽が最長36時間、動画が最長6時間。本体カラーはシルバーとブラックの2色。

iPod classicは新機能の追加等はなく、従来のモデルから容量と価格が変わっているだけである。

iPod nano

新iPod nanoは、8GBモデルが17,800円から14,800円と3000円の値下げ、16GBモデルが23,800円から17,800円と6000円の値下げとと大幅に価格を下げている。iPod nanoは前モデルと同様のデザインを採用し、新たに酸化皮膜処理した光沢のあるアルミニウムボディを採用している。また、新たにビデオカメラやFMラジオ、歩数計、Genius Mix、VoiceOverなどの新機能も備えた。

ビデオカメラではどこでも気軽に撮影を行えるほか、15種類の楽しいエフェクトを使って個性あふれるビデオを作ることが可能。FMラジオ搭載には「ライブポーズ」機能を搭載し、ワンクリックで簡単にラジオを一時停止したり、最大15分前まで巻き戻した後に、再び早送りすることもできる。Genius MixはiPod nanoをiTunesにシンクするだけで、Geniusがライブラリを自動的に相性のいい曲を組み合わせ、最大12個のオリジナルリミックスを作成する。VoiceOverは第三世代iPod shuffleにも採用されていた機能で、ボタンを押すと自動的に曲の音量を下げて、曲名とアーティスト名を音声で教えてくれる機能。日本語を含め多国語に対応している。
　
　本体サイズは従来モデルと同様の38.7×6.2×90.7mm（幅×厚×高）、重量は36.4gと0.4g軽くなっている。液晶ディスプレイは240×376ピクセルの2.2インチで従来の2インチ320×240から少し大きくなった。再生時間は音楽が最長24時間、動画が最長5時間と動画の再生時間が1時間ほど長くなっている。本体容量は8GB、16GBの2種類。本体カラーはシルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、レッド（PRODUCT RED）、ピンクの9色。

iPod shuffle

新iPod shuffleの価格は新たに2GBモデルが5,800円で登場し、4GBモデルが8,800円から7,800円と1,000円値下げしている。本体サイズは従来モデルと同様の45.2×17.5×7.8mm（幅×厚×高）、重量は10.7gとなっている。ボディーは酸化皮膜処理されたアルミニウムで、本体裏側にはステンレススチール製のクリップが付く。本体には電源スイッチと、曲順通りの再生／シャッフル再生を切り替えられるスイッチのみを装備。再生、停止、曲送り/戻し、プレイリストの切り替えやボリューム操作はイヤホンコードのリモコンボタンで行う。再生時間は音楽が最長10時間となっている。

カラーバリエーションがブラック、シルバー、ピンク、グリーン、ブルーの5色へと増加した。また、Apple Store限定では光沢ステンレススチール仕様の特別なiPod shuffleも販売している。

iPod shuffleは新機能の追加等はなく、従来のモデルから容量と価格が変わっているだけである。

今回の個人的感想

毎年恒例の新型iPodの発表が行われました。今回注目なのが第五世代iPod nanoですね。なんとiPod touchに搭載されると噂されていたカメラが追加されず、iPod nanoの方にビデオカメラ機能が追加されました。それにしても普通のカメラじゃなくビデオカメラとはまた驚きですね。性能については期待してはいけないと思いますが、新機能としては非常にインパクトがあると思います。

それ以外にも今回のiPod nanoはFMラジオ、歩数計、Genius Mix、VoiceOverなどの新機能が追加されています。特にFMラジオの「ライブポーズ」機能は最大15分前まで巻き戻し可能なので、ちょっと聞き逃したりした時には有効かもしれません。

今回の発表でiPodシリーズは全体的に大幅な値下げしています。特にiPod touchの8GBモデルについては2万を切っていますし、第二世代のiPod touch 8GB [整備済製品]に至っては15,800とか安すぎます。安くiPodを買いたい人は以下のアップル品質認定の整備済製品コーナーから買いましょう。型落ちですが、品質はアップルの保障ありでこの激安価格ですからね。

アップル品質認定の整備済製品

やはりiPodがポータブルオーディオ市場のほとんどを占めているだけのことはあって、大量受注に大量生産でコストを安くあげられるのがiPodの強みですかね。価格面のことを考えるとやはりiPodは非常にお買い得なのかもしれませんね。