PHILIPS(フィリップス)のイヤホン SHE9500を使ってみた!

今回は前回のSHL8800から引き続き、PHILIPS様からSHE9500というイヤホンを提供していただいたので、そのレビューを書きたいと思います。今まで6つほどPHILIPS製のイヤホンやヘッドフォンなどをレビューしてきましたが、今回はその続編という形になります。
現在PHILIPSでは、50周年の感謝の気持ちをこめて5月1日~6月19日の50日間で50個のイヤホンをプレゼントするというキャンペーンを実施しています。PHILIPS製のイヤホンが欲しい人はぜひ50周年キャンペーンサイトから応募してみてはいかがでしょうか?
PHILIPS(フィリップス) SHE9500のレビュー
今回頂いたPHILIPS SHE9500は定価2,980円ですが、Amazonなどでは1,720円で販売されています。イヤホンの価格帯としては低価格の分類に当たります。商品紹介には「どんな音でも満遍なく拾う、バランス重視型イヤホン。幅広いジャンルを聞く方におススメ。」となっているので、今までと違ったバランスの良い音をと期待しております。
今回のレビューでは音より製品自体のレビューを中心に書きたいと思います。私もイヤホンは沢山持っており、上は5万のイヤホンから下は2000円台のものまでありますが、音に関しては聞く人によって感じ方が違うのは当たり前で、人のイヤホンのレビューほど当てにならないものはないのは当然です。そのため、今回は音に関しては少なめでイヤホン自体のレビューを書きたいと思います。
それでは早速レビューの方に入りたいと思います。
箱の外装

まずは外装から。外装についてはごく一般的な外装です。特に目立ったところはありませんね。

外装を外した画像。外装は相変わらず開けにくい仕様で力を入れたら豪快に破けました。

イヤホンはきれいに収まっています。今回は比較的イヤホンの取り外しは簡単にできました。
箱の中身

箱の中身は以下の通りです。
・イヤホン
・イヤーチップ3種類
・延長コード0.6m
・収納ケース
・収納ポーチ
イヤホン本体

イヤホンを横から撮った画像。色使いは地味だが、質感としては安っぽくない印象。

他のカナル方のイヤホンと比較しても小さい印象を受けます。

後ろ部分には「PHILIPS」の文字が記されており、その上にR(Right)とL(Left)が記されている。

イヤホンの後ろの部分にはCCAWボイスコイルを採用しており、素材にはアルミ線に同をコーティングした素材を用いることで軽量化を図り、なおかつワイドレンジでクリアな音質を再現しているとのこと。

イヤホンの拡大画像。実は画像では分かりにくいがイヤホンはまっすぐではなく、耳にフィットするようにイヤーチップ部分だけちょっと斜めになっている。

イヤーチップの下の部分は金属になっている。

コードはY字というよりはU字タイプに近いですが、なんとも微妙な長さです。分岐部分には「PHILIPS」の文字が記されており、シルバーなので結構目立ちます。
イヤーチップ

イヤーチップは大中小の三種類。比較的やわらかいタイプを採用している。
付属品

延長コードの0.6mが付属している。国内メーカーだと最近はイヤホンのケーブルの長さが短いのが主流になりつつあるので、それと同じように短いタイプです。胸ポケットがあれば延長コードは必要ないのですが、ない場合にはこの延長ケーブルは必須です。コードは最近どのメーカーも細くなっているがPHILIPSも細いタイプを使っている。

このイヤホンには収納ケースが付属されています。これにより、イヤーチップのゴムの部分にゴミやほこりがつかず、わずらわしい問題を解決してくれます。

イヤホンを収納した画像。ぴったり収まります。

収納ケースを閉じたときの画像。隙間がないのでゴミやほこりが入ってくることがありません。

さらに収納ポーチが付属している。イヤホンを持ち運ぶ際には役に立ちます。
使用感について
今回視聴に当たってKENWOOD HD30B9とSanDisk sansa e280を使用しました。音源のコーデックについてはKENWOOD HD30B9はKENWOOD Losslessで、SanDisk sansa e280はFLACを用いました。iPod touch、iPod nanoとgigabeat S30、gigabeat Tは電池切れのため今回は割愛します。

イヤホンのフィット感は個人的にはいまいちな印象です。なんというかイヤホンが小さいせいか他のカナル型と比較して浅く奥まで入っていない感じです。コードを軽くひっぱただけでも結構簡単に外れてしまう気がしました。また、後ろに穴が開いている仕様上音漏れもあります。外の音は入りにくいかと聞かれるとNoでしょう。
音の傾向としては今までのPHILIPSのイヤホンの印象とはまた違った印象を受けました。なんと言っても今回は低音に関してはちょっと抑え目でバランス重視です。今までのイヤホンがほとんど低音重視設計だったこともあったので、PHILIPSもこういうイヤホンを作れるのかと驚きました。低音が強めの音が好きな人には合わないでしょうが、個人的には好きなバランスです。ボーカルの声もしっかり聞こえます。しかし、高音に関しては軽くシャリつく印象で、もうちょっと高音域をがんばって欲しかったのですが、たかだか2000円以下のイヤホンにそこまで要求するのは酷というものでしょう。
PHILIPS(フィリップス) SHE9500の最終評価
個人的にはこの価格帯ではあんまり期待できないイヤホンが多いんですが、思っていた以上に良かったですね。この価格帯ではかなりおもしろいイヤホンだと思います。ただし、SHE9700があと少しで買えてしまうのが微妙なところですね。もうちょっと安くて価格差があればこっちを推奨してもいいのですが、たった200円差となるとSHE9700を買うのが懸命な判断な気がします。
低音強めが苦手な人にはいいかもしれません。安くてバランスが良いイヤホンをほしいと思っている人におススメしたいイヤホンですね。
音質:★★★☆☆
高音:★★☆☆☆
低音:★★★☆☆
品質:★★★★☆
外見:★★★★☆
着け心地:★★☆☆☆
ちょっと新しいイヤホンが欲しいと思った方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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う~ん
イヤホンには1万近くかけるか、1000円以内のものを使用するため、食指がうごかないな~
最近だとSONYのMDR-EX500SLなんかが結構いい音だしてるし、値段もこなれてきて買いどきだとおもうんですがねw
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世の中は広いもんで、STAXに勝るとも劣らないなどという意見までありましてね、わたくしめも買ってきました。たくさん聞いたんですが、確かに悪くはありませんがSTAXと張るとまではね。きっと、評者の耳には耳垢が詰まっていたんでしょう。
これを買うならもうちょっと頑張って6300円だしてER-6iで決まりですよ。