ついに公開された「Internet Explorer 9 Beta」をさっそく試してみました!

9月15日にサンフランシスコで開催されるイベント「Beauty of the Web」に合わせて、待望のInternet Explorer 9 Beta版が公開された。Internet Explorer 9 Beta版は32bit/64bit両方のWindows Vista/7に対応、各言語版を公式サイトから無料でダウンロード可能である。
Internet Explorer 9は新たにJavaScriptエンジン「Chakra」を採用し、ハードウェアアクセラレーションに対応したことで、Webサイトを今までIEに比べて高速表示が可能となった。また、Internet Explorer 8から比較して、html5やCSS3の対応度が飛躍的にあがっているほか、全体的にデザインを一新しており、今まで以上にシンプルで使いやすさを向上している。
Internet Explorer 9 Betaのインストール方法!
1、Beauty of the Webにアクセスして、「Download Now」をクリックします。

2、英語版でいいならそのままダウンロードします。日本語版をダウンロードしたい場合は「Other versions」をクリックします。

3、各言語のダウンロードボタンがあるので、日本語を探します。

4、日本語を見つけたら、自分のPCのOSとビット数を選択して「Download」をクリックします。

5、ダウンロードしたファイルを起動します。

6、自動でダウンロードと更新が始まります。

7、「今すぐ再起動する」をクリックして起動します。

これでIE9 Betaのインストールは終了です。続いてIE9の新機能について説明します。
Internet Explorer 9 Betaの新機能!

ブラウザのデザインを一新。今までのタスクバーやその他の要素を撤廃し、アドレスバーとタブに重点を置いたシンプルなデザインとなっている。

アドレスバーでは検索も行える。これはGoogle Chromeでも使われているいるものをパクッてきたと思われる。

最も頻繁に利用するサイトの一覧が出るようになっている。下に表示されているゲージはアクティブの度合いによって変化する。ゲージは他に類を見ない機能だが、それ以外はOperaからGoogle chromeがパクったものをさらにIE9がパクったようだ。

新しくナビゲーションバーが搭載された。ファイルをダウンロードしたりすると表示される。

ダウンロードマネージャーも搭載された。これも他のブラウザでは標準で搭載されている機能だが、今までのIEでは搭載されていなかった。

アドオンパフォーマンスアドバイザー機能は、導入されたアドオンの速度を表示し、ブラウザが重くなる原因を教えてくれる。
今回の個人的感想!
ついに待望のIE9のベータ版が出ました。まあなんと言ってもIE9がでることは、他のブラウザの最新版がでることと比べても大きな意味を持ちます(今回はベータ版なのであんまり影響はありませんが・・・)。IEは性能が良くないくせにブラウザのシェアナンバー1という地位をとっているので、最新版がでることは数多くのユーザに影響が出てきます。特にIEユーザはIEに頑なとまでは言わないが、他のブラウザを使おうとしないのでこういうアップデートはhtml5+CSS3の普及にも大きな効果を生みます。
残念なのはXPではIE9は使えないということですかね。このサイトのアクセスでは未だに半分のPCはXPという現状です。そのXPがIE9に対応してくれないのでは、html5+CSS3普及の足を思いっきり引っ張ることは目に見えています。こういうところがMicrosoftの良くないところですね。

実際に使ってみた感想としては「あれ!?微妙じゃね?」と思ってしまった。Webサイト製作でIEに対する不満が日々積もっていたためか、IE9に想像以上の期待をしていたというのもあるかもしれない。私の中でのIE9の期待値と実際の現実が大きく異なっていたためか、何か裏切られたような気分になった。

ここまで、IE9は駄目だ的な表現をしているように感じるかもしれないが、IE8に比べればIE9ベータ版は雲泥の差と言えるほど進化しているのは間違いない。例を挙げると、今までIE8はAcid3で20点だったのがIE9ベータ版では95点という結果を残している。これはMicrosoftのがんばりが垣間見える一つの証拠だろう。

他にもCSS3ドラえもんを見ても分かる通り丸くなっている。CSS3もかなり対応してきていることが分かる。ちなみにIE9ではtransform:rotateができず、filterでは微調節ができないので腕が回転していない。また、filterのgradientでは詳細なグラデーションもできないため、色は単色となっている。上の画像を見ても分かる通りその2箇所以外はほぼ対応していると言える。
また、その他にも起動速度や表示速度は間違いなく向上している。特にjavascriptの速度はOperaやChromeには劣るが間違いなくfirefox以上になっているといえる。デザインもGoogle Chromeをパクったっぽいけど、以前のデザインに比べればすごくシンプルで使いやすくになっている。間違いなく良くなってはいるが、IE9を使うかと聞かれれば答えはNoだろう。
理由は簡単である。IE9より他のブラウザの方が勝っているところが多い。今回のバージョンアップで確かにIE9は今までにないくらい進化しているのは間違いない。ただし、それは一般的なモダンブラウザにやっと追いついたレベルである。これは個人的な意見だが、タブをアドレスバーの横に置くのはいかがなものだろう。私は常にかなりの数のタブを開くので、その幅が小さいというのは致命傷と言える。まだベータ版なので、正式版ではもっと色々改善されていることを期待したい。
IEユーザーは早くIE9の正式版がでることを期待しましょう!
私の環境の場合、ドラえもんの影がほぼ表示されていましたよ。
ご報告ありがとうございます。
間違えて以前のIE9プレビュー版の画像を使ってしまったようです。早速修正致します。
私も今朝,ie9βを試しました.
ie8よりかなり性能,機能が向上したように感じました.なにより,シンプルなUIは好感が持てます.
しかし、ブックマークが使いにくいままだったり、かゆいところまで設定がいじられないなど期待するほどではなかったのが正直な感想です.まだ,性能,機能を体験するまで使ったわけではないのですが・・・
それにしても,ie,firefox,chrome,operaのどのブラウザもUIが似てきましたね.
ゲージは他に類を見ない「昨日」だが
になってるよ~
ワイドモニター使ってるんですけど
タブが丁度真ん中にきてくれて使いやすかったです
vista x64版がまだのようです。もう少し見にまわります。