OperaがChromiumベースの次期ブラウザOpera Next 15のベータ版を公開!

Opera Softwareは、次期Webブラウザ「Opera Next 15」のベータ版をリリースした。Opera Next 15はWindows、Mac OSに対応し、Opera公式サイトから無料でダウンロードできる。
Opera Next 15では、ゼロから作り直しを行っており、レンタリングエンジンを従来のものから切り替えている。また、UIのデザインも一新、アドレスバーと検索バーの統合、「スタッシュボックス」と「ディスカバー機能」の新機能の追加以外にも、Speed Dialも進化している。
Operaは、バージョン7.0から独自のレンダリングエンジン「Presto」を採用してきたが、今年の2月にオープンソースの「WebKit」に切り替えると発表。先週にはWebKitベースのAndroid版Operaの正式版を公開している。現行の正式版のバージョンは12であるが、このOpera Next 15からはGoogleのオープンソースのWebブラウザ「Chromium」をベースに構築し直したため、バージョンを2つスキップしている。
今回の「Opera Next 15」はベータ版なので、すでにインストールされているOperaとは別のフォルダにインストールされるため、現行版は「Opera Next 15」の影響を受けることなくそのまま使うことが可能となっている。
Opera Next 15のインストール方法!

Opera Nextを下記URLよりダウンロードしてきます。
Opera Next
http://www.opera.com/developer/next
ダウンロードしたOpera Nextのsetup.exeを起動します。

「Accept and Install」をクリックするとインストールが開始されます。

後はしばらくするとOpera Next 15が自動的に起動します。

新しいUIになったOpera Next 15です。まず大きな変化としてGoogle Chromeのようにアドレスバーと検索バーが統合されています。また、新たにSpeed Dialではフォルダ化が可能になっています。

見つけたものを取りあえずキープが可能な「スタッシュボックス」機能が追加されました。
後で確認したいページを取りあえず保存するにはワンクリックでページをスタッシュボックスに取り込み、シンプルでスマートなリストとしてページを整理することが可能。サイズ変更が可能なページのプレビューアイコンでスタッシュボックス内をざっと確認できるほか、保存したものをキーワードで検索できます。

「スタッシュボックス」機能は、アドレスバー左にあるハートマークを押すと「スタッシュボックス」に追加されます。

新しいものを発見できる「ディスカバー機能」が追加されました!
ディスカバー機能で、ハイクオリティなニュースとエンターテインメント情報を世界中から入手できます。さまざまなジャンルから意外なものを発見でき、さらに自分の地域に沿った記事を自分の言語で読むことができます。

新しい設定画面。どうみてもchromeです。

Themesの設定。ここで好きなデザインを選択することができます。

ダウンロードの画面です。以前よりもわかりやすい表示になりました。
この他にも低速ネットワークでもブラウジングをスピードアップ!データ圧縮モードはページを圧縮して読み込むことで、あらゆる状況において快適なブラウジングを可能にします。通信速度が低下した場合でもインターネットを利用できるようにサポートします。
今回の個人的感想
64bitに対応した「Opera 12」正式版が公開! 64bitに対応した「Opera 12」正式版が公開!
Opera12が公開されて上記の記事を書いたのが約1年前のことなので、そろそろメジャーアップデートが見えて来たという感じでしょうか。それにしてもこのベータ版からはOperaの良さがあんまり伝わってこない。確かにブラウザは速いんですけど、それだけだったらChromeを使えばいいんじゃない?という話になってしまいそうな気がします。
もちろん、まだベータ版での評価なので、決め付けるには早計だと思いますが、いろいろな機能が省かれすぎている感じがします。ベータというかプレビュー版的な立ち位置なのか?Operaはデフォルトでいろいろと機能が搭載されていて、なおかつ自分でカスタマイズできるのが売りだと思っている私にとってはちょっと微妙な印象です。少なくとも外観のカスタマイズはできるようにしてほしいですね。
まあ、そのうち公開されるであろう正式版には期待したいですねー!