VMware Playerのファイルサイズを圧縮する方法!

今回は膨れ上がったVMware Playerでの仮想マシンのイメージファイルサイズを圧縮する方法について紹介したいと思います。VMwareは一度仮想マシン内のディスク使用量が増えてしまうと、ファイルを削除したりしてもディスクファイル自体のサイズは増えたままになってしまいます。そのため使っていくうちにvmdkがどんどん肥大化してしまいます。
以前の記事でWindows8をVMwareに導入したのですが、その際アップグレード版で導入したためか、ディスクファイルサイズが2倍くらいまで膨れ上がってしまい、バックアップファイルを削除しても元に戻らないという状態になってしまいました。

このようにWindows8アップグレード後には、13GB程度だったものが26GBになってしまいました。そういう訳でディスクサイズを小さくするために仮想マシンの設定の「ユーティリティ」からディスクの最適化や圧縮を実行してみたのですが、24.9GBになるだけであんまり効果が得られませんでしたが、vmware-toolboxを実行してみると一気に容量を半分にすることができました。
VMware PlayerのファイルサイズをWMwareToolboxCmd.exeで圧縮!

まずは左下からメニューを開いて「コマンドプロンプト(管理者)」を開きます。

このようにコマンドプロンプトが起動します。

まずはVMwareのインストールフォルダに移動します。「cd C:\Program Files\VMware\VMware Tools」と入力します。
C:\Program Files\VMware\VMware Tools

「VMwareToolboxCmd.exe help disk」と入力するとディスク圧縮方法のヘルプが表示されます。一応ディスク圧縮のヘルプを下に記しておきます。
C:\Program Files\VMware\VMware Tools>VMwareToolboxCmd.exe help disk disk: ディスク圧縮操作を実行 使用方法: VMwareToolboxCmd.exe disk >サブコマンド< [引数] サブコマンド: list: 使用できる場所をリストする shrink >location<: 指定した場所でファイル システムをワイプおよびシュリンクする shrinkonly: すべてのディスクをシュリンクする wipe >location<: 指定した場所でファイル システムをワイプする

指定した場所でファイル システムをワイプおよびシュリンクするためにVMwareToolboxCmd.exeを使います。「VMwareToolboxCmd.exe disk shrink C:\」と入力します。Progressが進んでいきます。途中で「圧縮中にエラーが発生しました。圧縮が完了しませんでした。」が表示された場合は、メインマシン側のHDD容量が足りていません。容量を増やしてから再度試してみてください。
C:\Program Files\VMware\VMware Tools\VMwareToolboxCmd.exe disk shrink C:\

「ディスクファイルを縮小しています」と表示されているのでしばらく待ちます。

ディスクファイルが圧縮されるまでしばらく待ちます。

このように「ディスクの圧縮が完了しました。」と表示されれば完了です。

再度ディスクサイズを確認すると容量が減っているはずです。今回はファイルサイズが約半分になりました。
今回の個人的感想
今回はWindows8をアップグレードした際に起きたファイルサイズの肥大化の解決策でした。ディスクサイズが肥大化したのもの自動的には直らないので、定期的に手動でディスクサイズの圧縮を行う必要がありますね。今回の方法は、圧縮のためにはかなり大きな空き容量がないとエラーが出てしまうので、空き容量の余裕があるうちにやったほうがいいです。
面倒ではありますが、無駄に容量を取られているよりはマシなのでぜひ皆さんも試してみることをお勧めします。