CORSAIR 簡易水冷CPUクーラーH60の新旧を比較してみました!

ちょっと前からCORSAIRの簡易水冷CPUクーラーからカラカラという異音が聞こえるようになってきたので、CPUクーラーを買い換えることにしました。そんなわけで今回はCORSAIRの簡易水冷CPUクーラーH60の新旧を比較したレビューを書きたいと思います。
今回比較するのは2015年に購入したCorsair H60 FN920 CW-9060007-WWと今回購入したCorsair H60 2018 FN1190 CW-9060036-WWとなります。実際に比較してみると、この数年でもかなりモデルチェンジしておりだいぶ改良されていることがよく分かりました。
簡易水冷のCPUクーラーの異音について
簡易水冷のCPUクーラーの異音について調べたところ、どうやらCPUクーラー内の冷却水が抜けていってしまった結果、冷却水がうまく循環しなくなって音が出るようになってくるようです。簡易水冷は普通の水冷と異なり冷却水の追加ができません(厳密に言えば分解すれば自分で追加は可能な模様)。そうなるともし音が気になるようだと交換するしかないですね。
私は前のPCのときに購入したCorsair CORSAIR H50について、このようなカラカラ音は特になかったので旧H60は水が抜けやすかったのかもしれませんね。H50も作った当初よりも多少は音が大きくなった気はしていたので、長期で使用していると水が減ってしまうのは簡易水冷の宿命なのかもしれません。
自作PCの構成について

ちなみにですが、今回異音が出てしまったPCは3年前に自作PCで、構成についてはX99でHaswell-E 6コアi7、M.2SSD、メモリ64GBという色々と新しいものに挑戦してみたPCでした。メモリはいくらあってもいいので、当時はまだ激高だったDDR4を64GBも贅沢に用意して搭載しました。M.2SSDやマザーボードについても日本では未発売だったモデルを海外から輸入したりと結構こだわった構成にしました。PCの構成が気になる人は久しぶりに新しい自作PCを組みました!の記事をご覧ください。
Corsair 水冷CPUクーラー H60 2018 FN920 CW-9060036-WWのレビュー

H60は、120mmサイズのラジエータを採用した水冷一体型ユニットのCPUクーラーです。Intel&AMD CPUソケットに対応したユニバーサルデザインを採用しています。ツールフリーを実現したmagnetic mounting bracket、劣化に強く水漏れや揮発の心配がないゴム製チューブを採用しています。熱伝導効率に優れた銅製ベースプレート、PWMに対応した120mmファン標準搭載することで、エントリーモデルながら優れた冷却性能と静音性を発揮します。より簡単な導入、快適な運用を実現したマイナーチェンジモデルです。
箱

箱はかなり結構しっかりしてます。

横からの画像です。

保証期間がお買上げ日より5年となっています。前に買ったものも保証期間があるので修理できたのかもしれませんが、結局の所修理で送ってる間はPCが使えなくなるのと困ってしまうので買い直ししてしまいました。

箱を開けるとこんな感じに収まっています。
内容物

- 簡易水冷CPUクーラー
- 120mmファン
- 説明書
- アダプター
本体

本体です。CPU冷却部分とラジエーターはくっついているので、こんな感じになっています。

ラジエーター部分は金属で冷却できるようになっています。

CPUに設置する部分です。

このホースを伝って冷却水が循環するようになっています。

ホースは角度を変えることができるようになっています。

グリスは標準でついています。以前のモデルはシルバーグリスだったのですが、新モデルは普通のシリコングリスでした。

CPUの冷却水を循環させるための電源は3pinとSATA電源ケーブルを用います。旧モデルでは3pinで電源も取っていましたが、新モデルではSATAが必要になったので配線が少し面倒になっていますね。
新旧比較

こちらは旧モデルですが、デザインに関してはこちらの方がかっこいいですね。ホースは太めです。

新モデルは少し高さがあります。またホースが細めです。
ラジエーター

ラジエーターの新旧比較です。左が新型、右が旧型です。基本構造は一緒ですが、新型はホースが細めとなっています。旧型はホコリが入り込んで白っぽくなってしまっています。

またラジエーターの厚さについては新型のほうが暑くなっています。新型のほうがより冷えそうですね。
ファン

ファンは120mmの一般的なファンになっています。ファンの羽は9枚と多めですね。

ファンの新旧比較です。左が新型、右が旧型です。新型は羽が多くなっているので静音性が高まっていると思います。

裏面です。新型は12V 0.30Aで旧型は12V 0.24Aとなっています。
実際にPCに設置してみました

実際にH60を設置してみました。水冷のホースが以前より細くなったので取り回しがかなり良くなっています。

実際に設置してみるとデザイン的にもそこまで悪くなかったですね。

電源を入れるとかっこよく光ってくれます。
今回の個人的感想&まとめ
今回はCORSAIRの簡易水冷CPUクーラーH60の新旧を比較してみた記事でした。CPUクーラーH60シリーズも実物で新旧を比較すると結構違うんだなと感じました。CPU設置部分のかっこよさは旧型のほうがかっこいい感じでしたが、実際に設置して光ると新型のほうがかっこいい感じでした。
やはり3年前のモデルと比較すると新型はだいぶ進化している印象でしたね。ただ、温度に関しては新旧で大差なかったのは残念でした。ラジエーター部分が少し大きくなっていたので温度が下がるかと思いましたが、シリコングリスに劣化していたりと色々な要因のせいかそんなことはなかったです。温度自体はほぼほぼ同じ程度でしたね。シリコングリスを自分でシルバーグリスに変えればもう少し改善するかもしれません。新型で良かったのがホースがかなり細くなったので取り回しがしやすくなったのがいいですね。旧型はホースが太く硬めだったので扱いづらかったのが個人的に微妙だったのが改善されててよかったです。
CORSAIR 簡易水冷CPUクーラーH60の評価
- 総合評価
- 4
- おすすめ
- 4
- デザイン
- 4
- 価格
- 4.5
- 性能
- 3.5
- ホースが細く取り回しがしやすくなった
- ラジエーターが少し厚くなった
- ファンの羽の枚数が増えて静音になった
- シルバーグリスではなくなった
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