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VirtualBoxにElementaryOSをインストールしよう!

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前回の記事のOracle VM VirtualBoxで仮想マシン環境を構築しよう!ではVirtualBoxをインストールして仮想マシンを作れる状態までやりました。そこで今回はその続きで実際にVirtualBoxを使ってLinuxをインストールしてみたいと思います。

今回導入するLinuxは前々からちょっと気になっていたElementary OSを入れてみました。仮想マシンはちょっと試したい時になどにも気軽に入れて、必要なくなれば簡単に削除できるというのができます。物理マシンにOSを入れるとなるとデュアルブートとなりますし、それを削除するとなるとちょっと面倒な作業が必要になるのでこういう時は仮想マシンを使うのが一番です。

elementary OSとは?

elementaryOS

elementary OSは「高速でオープン、かつプライバシーを尊重する、Windows や macOS の代わりになる OS」という謳い文句で提供されています。そのためelementary OSはデスクトップのユーザーインターフェースはMacOSよりのデザインになっています。シンプルな構成になっているので、初期は最低限の必要なアプリしか入っておらず、他は後で自分でAppCenterで入れるようになっています。シンプルでかっこいいですし、Linuxなので起動も高速です。もちろん無料で利用することができます。

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elementary OSはUbuntuベースのディストリビューションです。UbuntuベースということなのでDebian系となります。Ubuntuと言えばLinuxでも初心者に優しい方なので、UbuntuベースのelementaryOSも試しに入れるLinuxのOSとしてはおすすめです。ソフトウェアのインストール/削除にはAppCenterを用います。AppCenterを使えば簡単にサードパーティのアプリをインストールが可能になっています。そういう意味でもLinuxに対する知識がない人でも容易に使えるOSとなっています。

まずは仮想マシンを導入しよう!

VirtualBox

Oracle VM VirtualBoxで仮想マシン環境を構築しよう!

この先からはVirtualBoxにelementary OSをインストールする方法を紹介していきます。仮想マシン環境を導入してない人はVirtualBoxを先に入れましょう。インストールの方法は上記の記事に記してあるので、それを参考にして導入してから続きを読んでください。この先はVirtualBoxがインストールされている前提で話が進んでいきます。

VirtualBoxにelementary OSをインストールする方法!

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elementary OSの公式サイトにアクセスします。

高速でオープン、かつプライバシーを尊重する、Windows や macOS の代わりになる OS ⋅ elementary OS VirtualBox_VM_041.png

価格はあなた次第となっているので任意の数値を入れます。無料で使いたい場合は0を入力して「elementary OSをダウンロード」を押します。

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「ダウンロード」を押します。

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VirtualBoxを起動して「新規」を押します。

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Nameには「elementaryOS」を入力して、インストール先のフォルダを指定します。また、タイプは「Linux」でバージョンは「Debian(64bit)」にします。

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仮想マシンのメモリを割り当てます。メモリの容量についてはホストマシンのメモリサイズによって割り振る容量を決めてください。Linuxなので1GBでも動作しますが、快適に使いたいなら最低2GB、メモリが有り余ってしょうがないなら4GB以上といった感じでしょうか。この数値は後で変更が可能なので、使ってみて足りなければ増やすということも可能です。このあたりは仮想マシンの良いところですね。その後、仮想ハードディスクを作るか聞かれるので、そこでは8GB程度でサイズ可変で作成しておきましょう。

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この画面になったらとりあえず仮想マシン自体はできました。ですが、ここから「詳細」を押して、詳細な設定を変更します。まず、絶対にやらないといけないのはダウンロードしてきたelementaryOSのisoファイルを読み込めるように設定することです。「ストレージ」のコントローラーIDEのディスクアイコンの「空」をクリックして、「光学ドライブ」の隣りにあるディスクアイコンをクリックして「仮想光学ディスクファイルの選択」を押してisoファイルを読み込みます。他に設定を変更したい箇所があれば任意で変更してください。

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これで設定完了なので「起動」を押します。

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これでelementary OSが起動しました。

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まずは言語の選択です。日本語を選択してます。

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表示が日本語に変わるので「Install elementary」を押します。

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キーボードレイアウトですが、日本語を選択してください。私の環境では英字キーボードを使っているので英語を選択しています。

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「elementaryのインストール中にアップデートをダウンロードする」にチェックを入れて「続ける」を押します。

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新規に作成した仮想マシン環境なので、何も入っていないのでOSは見つからないはずです。「ディスクを削除してelementary」となっていてもそのまま「インストール」を押します。

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「続ける」を押します。

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Tokyoを選択して「続ける」を押します。

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ユーザー名とログインに必要なパスワードの設定をします。

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あとはインストールが終わるまでしばらく待ちます。

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インストールが完了したので「今すぐ再起動する」を押します。

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先ほど設定したパスワードを入力してログインします。

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起動するとこんな感じになっています。Macのようなユーザーインターフェースになっています。簡単なネットをするくらいならWindowsである必要もないのでLinuxを入れるのもありですね。

今回の個人的感想

今回はelementary OSをVirtaulBoxの仮想マシン環境にインストールしてみたという記事でした。Linuxに触れるのは久しぶりでしたが、elementary OSはなんかLinuxという感じがしませんね。個人的にLinuxと言えばCUIで色々やっていくイメージが強いですが、GUIでほとんどのことができてしまうので、elementary OSは普通にWindowsユーザーでも気軽に触れられるOSになっていると思いました。たぶんelementary OSはデスクトップ用途で使うことが前提ということもあるんでしょう。私が普段触る時はサーバー用途が多いので・・・。

使ってみた感想としては、シンプルだしかっこいいの一言ですかね。簡単に行ってしまえばMacみたいだなーという印象です。かなりMacを意識してデザインされていると思います。Linuxなので仮想マシンでも起動も軽いですし、ちょっとしたことをLinuxでやりたいときにもこれが使えるのでいいですね。Linux初心者が試しに使ってみるOSとしてもかなりおすすめできます。

興味のある人はぜひVirtualBoxにelementary OSを入れてみてはいかがでしょうか?

パソコンやスマホなどのガジェットに興味があり、大学で情報工学の勉強してシステムエンジニアに。ブログ歴は15年以上。ITの専門的な知識はそこそこあり、国家資格の情報処理技術者試験のスキルレベル4「情報セキュリティスペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などを取得。

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