iPhoneのパスワードロックを解除できるソフトiMobie AnyUnlock!

今回はiPhone/iPadなどのiOSのパスワードロックを解除することができるソフトのiMobie AnyUnlockを紹介したいと思います。AnyUnlockはiPhoneのパスワードを忘れてしまった際などに簡単に解除を行うことができるソフトとなっています。
AnyUnlockを使うことで画面のロック解除、AppleIDの削除、iTunesバックアップの暗号化パスワードの解析、iPhoneで使用したパスワードの抽出管理などを簡単に行うことができます。
iMobie AnyUnlockのレビュー

iMobie AnyUnlockはiPhoneのロック解除に特化したソフトウェアとなっています。Apple IDを削除、画面ロックを解除、iOSパスワード管理、iTunesバックアップの暗号化を解除、iTunesバックアップのパスワードを復元、スクリーンタイムのパスコードを解除などを行うことができます。
「公式」AnyUnlock - iPhoneパスワード解除 | iMobie.jpApple IDを削除

メニューで「Apple IDを削除」を選択するとAppleIDを削除することができます。
注意事項
- 「iPhoneを探す」がオフになっている場合、全てのデバイスからAppleIDを削除でき、データの紛失もありません。
- 「iPhoneを探す」がオンになっている場合:
iOS10.2~iOS11.4デバイスで、データをなくす恐れがありません。
iOS10.2以前のデバイスで、データは消去されます。
iOD12以降のデバイスで、現在AppleIDを削除できません。

注意事項が表示されるので読んでから「了解」を押します。
ご注意:Apple IDを解除後、デバイスのコンテンツと設定を消去したり、iTunesを使って復元したりしないでください。消去や復元すると、正起動後にデバイスをアクティブ化するにはもとのAppleIDが必要になるため、AnuUnlock経由でAppleIDを再度削除することができません。

AppleIDの削除が開始されるのでしばらく待ちます。

「Apple IDが正常に削除されました。」と表示されれば成功です。デバイスが再起動するので、初期設定を行ってください。
画面ロックを解除

メニューで「画面ロックを解除」を選択するとiPhoneなどの画面ロックを解除することができます。パスワードを忘れてしまったり、パスワードを何度も間違えてデバイスがロックされてしまったなどのときに役に立ちます。

ロック解除には最新のファームウェアパッケージが必要なので「ダウンロード」を行う必要があります。

「ダウンロード完了」と表示されれば、ロック解除の準備は完了です。ロック解除の注意事項として以下の4つの項目が表示されるので「今すぐ解除」を押します。
- ロック解除が完了すると、全てのデータは消去されます。
- デバイスのバッテリー残量が十分にあるか確認してください。
- iPhoneを探すがオンの場合、ロック解除後にiCloudアカウントを登録してデバイスを設定する必要があります。
- ロック解除後、デッバイスのすステムは最新バージョンにアップデートされます。

本来は自動的にリカバリーモードになるようですが、ならない場合はこのように表示された手順で手動でiPhoneをリカバリーモードにしてあげます。

あとはロックが解除されるまでしばらく待ちます。

この「ロック画面が正常に解除されました」が出ればロックが解除完了です。
iOSパスワード管理



iTunesバックアップの暗号化を解除

メニューにある「iTunesバックアップの暗号化を解除」では、iPhone側のiTunesバックアップの暗号化を解除することができます。
注意事項
- バックアップ暗号化の設定を解除するには、「iPhoneを探す」をオフにしてください。
- 作業中にiTunesを起動しないでください。
- デバイスのバッテリー残量が十分にあるか確認してください。

iTunesバックアップの暗号化を解除が実行されるのでしばらく待ちます。

「バックアップ暗号化は解除されました」と表示されれば成功です。
iTunesバックアップのパスワードを復元

メニューにある「iTunesバックアップのパスワードを復元」を開くと、iTunesバックアップのパスワードを解析することができます。バックアップした際に暗号化してあると、パスワードがないとバックアップからの復元はできません。パスワードを忘れてしまったときなどにはこの機能を使うとパスワードを解析してくれます。

復元モードを選択します。辞書モード、マスクアタックモード、ブルートフォースアタックモードから選択することができます。

マスクアタックモードとブルートフォースアタックモードでは、パスワードを絞り込んで解析することもできます。パスワードの桁数など、分かっている情報があれば解析時間を大幅に少なくすることができます。

解析を実行するとしばらくこの画面が続きます。最初の方は0のまま動きませんが、しっかり動いているので放置しておきましょう。PCの環境と設定によると思いますが、1時間で20万件くらいのの組み合わせを試しているようです。

解析が終わるとこのようにパスワードが表示されます。今回は「test」というパスワードを設定してあったのですが、しっかりパスワードを解析してくれました。あとはこのパスワードを使ってバックアップから復元が可能になります。
スクリーンタイムのパスコードを解除

スクリーンタイムのパスワードを解除することが可能です。基本的にスクリーンタイムは子供のiPhoneなどで利用制限をする際に使用するものなので、大人が使用することは殆どないとは思いますが、このようなロックも外すことができます。
iMobie AnyUnlockの価格について

iMobie AnyUnlockは有償ソフトウェアなので基本的にライセンスを購入する必要があります。1ヶ月ライセンスと1年ライセンスの差が400円しかないので購入は最低でも1年ライセンスのほうがお得ですね。2年以上使う可能性があるならば永久ライセンスの方がお得です。また、永久ライセンスは5台のiOSデバイスの解除が可能になっています。
- 1ヶ月ライセンス
- 3580円
- 1年ライセンス
- 3980円
- 永久ライセンス
- 5980円
無料体験版
iMobie AnyUnlockは無料体験版も用意されていますが、以下の3つのことしか行うことができません。これ以外のロック解除を行うには有償版を購入する必要があります。
- スクリーンタイムのパスコードをスキャン
- iOSデバイスに保存されているパスワードを検出
- iTunesバックアップのパスワードをスキャン
主な機能 | 無料体験版 | 有料版 |
---|---|---|
Apple IDを削除 | × | ○ |
画面ロックを解除 | × | ○ |
スクリーンタイムのパスコードをスキャン | ○ | ○ |
スクリーンタイムのパスコードを解除 | × | ○ |
iOSデバイスに保存されているパスワードを検出 | ○ | ○ |
iOSデバイスに保存されているパスワードを復元 | × | ○ |
iTunesバックアップのパスワードを解除 | × | ○ |
iTunesバックアップのパスワードをスキャン | ○ | ○ |
iTunesバックアップのパスワードを復元 | × | ○ |
今回の個人的感想&まとめ
今回はiPhoneなどのiOSのパスワードロックを解除できるソフトのiMobie AnyUnlockについて紹介しました。ロック解除については基本的には初期化で対応という感じですね。アクティベーションロックが解除できるとかそういう類のソフトというわけではありません。
ただし、iTunesの暗号化のパスワードに関してはブルートフォースアタックで解析しています。そのためバックアップの暗号化のパスワード解析についてはかなり時間がかかりますね。数字、英字、大文字などを組み合わせた複雑なパスワードで、なおかつ桁数が多かった場合は解析にはものすごい日数がかかるので、正直実用性については難しいところです。
今回検証ではtestというパスワードを試しましたがそれでも相当な時間がかかっています。このあたりはPCスペックにもよると思いますし、スレッド数を増やせばもう少し高速化できるとは思います。
パスワード管理機能については、しっかり管理していないと怖いと思いました。このソフトでiPhoneに保存されているwi-Fiやサイトのログイン情報、GoogleやFacebookアカウントといった情報が全部見れてしまうのですから扱いには注意が必要ですね。
iPhoneのパスワードを忘れてしまった際にはこのAnyUnlockを使ってみてはいかがでしょうか? iMobie AnyUnlockの公式サイトにアクセス