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無料で使えるオフィスソフト Kingsoft Office Suite Free 2013の日本語化!

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2年前に無料で使えて互換性が高いオフィスソフト「Kingsoft Office Suite Free」がすごい!という記事でKingsoft Office Suite Freeとその日本語化を紹介してかなり好評だったのですが、その日本語化がより簡単にできる方法があったので紹介したいと思います。

私が日本語化を発見して紹介した際にはフォルダのコピーやバックアップを手動で行っていたのですが、それらの作業を自動化して簡単に日本語化できるように不完全なマシマロさんがバッチファイルを作成してくれたようです。ただし、このままでは32bitでは動作するのですが、64bitのWindowsでは動作しなかったので少し修正しました。これを用いることで一つ一つコピーしなくても簡単にKingsoft Officeの日本語化が実現します。

「Kingsoft Office Suite Free」のおすすめポイント!

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Kingsoft Office Suite Free 2013は、ライター、プレゼンテーションやスプレッドシートが含まれています。いわゆるMicrosoft的に言うと、ワード、エクセル、パワーポイントが入っています。最新のMicrosoft Officeファイル形式のすべてと互換性があり、Microsoft Officeなど他のさまざまな形式で作成された文書を読み取ることができます。ちなみにKingsoft Officeの無料版は個人利用のみで、商用利用では使用することができません。

操作性

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Microsoft Office (マイクロソフトオフィス)に近いメニューバーやツールバーの搭載によりマニュアル要らずの操作性。Microsoft Officeのユーザーが他のオフィスソフト環境に移行した場合に起こる問題点として、操作性の違いから生産性が落ちること可能性がありましたが、キングソフトオフィスではMicrosoft Officeのユーザーが直感的に機能を把握し利用できるインターフェイスを提供しています。

保存形式が同じ

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保存形式は、.doc(ワード) .xls(エクセル) .ppt(パワーポイント)の拡張子を選択できます。さらに2013からはdocxやxlsx、pptxなどの形式にも対応しました。KINGSOFT Office2013で作成した資料を他の人と共有する場合、相手がMicrosoft Office(マイクロソフトオフィス)を利用していれば、相互にやりとりが可能です。

Kingsoft Office Suite Free 2013のインストールと日本語化!

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日本語化するには、日本語の設定ファイルが必要になりますが、英語版には日本語版の設定ファイルがありません。そこで日本語版の体験版から日本語の設定ファイルを手に入れる必要があります。 kingsoft officeの公式サイトから日本語の体験版をダウンロードしてきます。

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ダウンロードしたkso2013.exeを起動します。

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「次へ」を押します。

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「ライセンスに同意」をチェックを入れて「次へ」を押します。

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試用にチェックを入れて「次へ」を押します。

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コンポーネントの選択では、「Yahoo!ツールバー」はいらないのでチェックを外し、「次へ」を押します。

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インストール先を指定して「次へ」を押します。

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「インストール」を押します。

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インストールが終わるまでしばらく待ちます、

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「次へ」を押します。

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インターフェースを選択し、「次へ」を押します。

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「閉じる」を押してインストールは終了です。

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これで日本語版Kingsoft Officeのインストールは完了です。

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ここで不完全なマシマロさんのサイトから日本語版Kingsoft Officeから言語ファイルを抽出しバックアップしてくれるバッチファイルをダウンロードしてきます。今回は2013版なのでkso2013_en2ja_2014-01-26.zipをダウンロードします。

Kingsoft Office Free 2012 & 2013 (English) のお手軽日本語化キット

Kingsoft Office 2012
kso2012_en2ja_2012-12-24.zip

Kingsoft Office 2013
kso2013_en2ja_2014-01-26.zip

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kso2013_en2ja_2014-01-26.zipを解凍するとJP-LANGPACK1_Backup.batがあるので、32bitのOSを使用している人はこれを右クリックして管理者権限で実行します。64bitを使用している人は次の手順を行ってください。

kingsoft_office_suite_free_2013_062.png

64bitを使用している人はそのまま起動するとコピーに失敗します。なので任意のテキストエディタでJP-LANGPACK1_Backup.batとJP-LANGPACK2_Install.batを開き、両方とも3行目にある以下の行を編集してください。

SET KINGSOFT_OFFICE=%ProgramFiles%\Kingsoft\Kingsoft Office ↓↓↓ SET KINGSOFT_OFFICE=%ProgramFiles(x86)%\Kingsoft\Kingsoft Office

今時32bitを使っている人は少数派だと思うので、ほとんどの人が64bitだと思います。この作業を行わずに64bitの実行してしまうとコピーに失敗して空のフォルダができるだけです。

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JP-LANGPACK1_Backup.batを管理者権限で実行すると「続行するには何かキーを押してください・・・」と表示されるので任意のキーを押します。

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コピーが開始されるのでしばらく待ちます。コピーが完了したら適当なキーを押します。

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JP-LANGPACK1_Backup.batがあるフォルダにバックアップファイルができていることを確認します。この時1041の中身が入っていることを確認してください。フォルダの中身がない場合はコピーに失敗しています。

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Kingsoft Office Suite Free 2013のダウンロードページにアクセスしてKingsoft Office Suite Free 2013をダウンロードします。

Kingsoft Office Suite Free 2013 http://www.kingsoftstore.com/kingsoft-office-freeware.html kingsoft_office_suite_free_2013_019.png

office_free_2013.exeを起動します。

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まずは日本語版のアンインストールが起動するの「アンインストール」を押します。

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アンインストールが終わるまでしばらく待ちます。

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「次へ」を押します。

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「将来再度使用するときのため、Kingsoft Office 2013 詳細設定を保留します。」にチェックを入れて「閉じる」を押します。

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これでアンインストールが完了しました。

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ここからKingsoft Office Suite Freeのインストールが始まります。「Next」を押します。

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「I accept the terms of the License Agreement」にチェックを入れて「Next」を押します。

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「Next」を押します。

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インストール先を指定して「Next」を押します。

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「Install」を押してインストールを開始します。

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インストールが終わるまでしばらく待ちます。

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「Next」を押します。

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インターフェースの選択をします。。

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拡張子の関連付けを指定して、「close」を押します。

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Witerが自動で起動してこれでインストールは完了です。Witerを閉じます。

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JP-LANGPACK2_Install.batを管理者権限で実行します。

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「続行するには何かキーを押してください・・・」と表示されるので任意のキーを押します。

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日本語ファイルのコピーが開始されるのでしばらく待ちます。ファイルかディレクトリか聞かれるのでDを入力します。

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コピーが完了したら適当なキーを押します。これで日本語化が完了です。

Writer

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Kingsoft Writer 2013はMicrosoft Word 2013互換のワープロソフトです。Kingsoft Writerは操作性や表示形式をMicrosoft Word 2003および2010(インターフェイス切り替え自在)に最大限近づけた高い互換性を持っています。

Writerは、色は違えど見た目はほとんどWordです。インターフェイスも似せて作ってあるのでOfficeを触ったことがあればすぐに操作方法がわかると思います。

Spreadsheets

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Kingsoft Spreadsheets 2013はMicrosoft Excel2013互換の表計算ソフトです。図を描いたりグラフを描いたり、住所録を作ったり。Kingsoft Spreadsheetsは操作性や表示形式をMicrosoftExcel2003および2010(インターフェイス切り替え自在)に最大限近づけた高い互換性を持っています。

Spreadsheetsは、こちらも色は違えど見た目はほとんどExcelです。実際の操作もほとんど一緒なのでExcelに触れたことがあれば同じように使えます。ただし、

Presentation

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Kingsoft Presentation 2013はMicrosoft Power Point2010互換のプレゼンテーションソフトです。会議などで発表するための表やグラフ、図などを利用したスライド資料を作成できます。 Kingsoft Presentationは操作性や表示形式をMicrosoft Power Point 2003および2010(インターフェイス切り替え自在)に最大限近づけた高い互換性を持っています。

Presentationは、プレゼンテーションソフトです。PowerPointで作ったファイルをKingsoft Officeで開いたら普通に表示できました。かなり互換性は高いです。

今回はオフィスソフトということなので、使い方等は説明なしという方向で行きたいと思います。Microsoft Officeに触れたことがある人ならこのkingsoft Officeは余裕で使いこなせると思いますので・・・。

Microsoft純正の無料オフィスソフト!

Office_Web_Apps_001.png Microsoftが無料で提供するブラウザ版Officeの「Office Online」がすごい!

Microsoftが無料で提供しているブラウザ版のOfficeである「Office Online」です。何がすごいのかというとMicrosoft Officeを持っていなくてもMicrosoftアカウントを作れば誰でも無料で「Office Online」を使用できるという点です。

もちろんブラウザ版ということですべて完璧にOfficeが再現できるわけではありませんが、それでも主要機能に加えてオンライン特有の複数による共有とリアルタイムでの同時編集機能やバージョン管理などもできるのでかなり便利なサービスとなっています。こちらはMicrosoft純正の無料で使えるオフィスソフトですが、ネットワーク環境があればOffice Onlineの活用したほうがいいかもしれませんね。

今回の個人的感想&まとめ

今回は久しぶりにKingsoft Officeの記事です。2年位前にKingsoft Officeの海外版が無料で公開されていることを知って記事を書いたものの最新版になります。なぜかいつものことですが英語版と中国語版は無料版があるのに日本だけは無しだったことに不信感を抱いて日本語化する方法をいじりながら探していて発見したものを記事にしたものです。

今回、不完全なマシマロさんが私の記事を見て自動化のバッチファイルを作成したようなのでそれもあわせて紹介させていただきました。手動でコピーしていくのは面倒ですし、ミスすると何度もインストールする必要が出てくるのでこのバッチファイルで実行するのが確実だと思います。

最近はMicrosoft純正の無料オフィスである「Office Online」なんかがあるのKingsoft Officeを使うメリットはあんまりなくなってきましたが、なんだかんだでKingsoft Officeはなかなか互換性も高く無料のオフィスソフトの中では優秀です。どうしてもオフィスソフトを無料で使いたいという人はKingsoft Officeを使ってみてはいかがでしょうか?

パソコンやスマホなどのガジェットに興味があり、大学で情報工学の勉強してシステムエンジニアに。ブログ歴は15年以上。ITの専門的な知識はそこそこあり、国家資格の情報処理技術者試験のスキルレベル4「情報セキュリティスペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などを取得。

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COMMENT TO THIS ENTRY

できないのですが
どうしたらいいのでしょうか?

10387

手順15でつまづいていたところ、このページに辿り着きました。
画像つきで詳しく解説していただきありがとうございます!
解説のおかげで無事に日本語化できました。

10397

現在2014betaが公開されていて、不完全なマシマロさんのツールがうまく機能しない模様です。

10412

無事日本語化して使わせていただいています。
WPS officeの更新ファイルがダウンロ-ドされました
今すぐインスト-ルしますか?
というPOPUPが出てきますがこれを止める方法ありませんでしょうか?
(うっかり今すぐインスト-ルを押してしまい最初からやり直す羽目になりました)

10416

Windows7 64bitを使用しています。

現在、KingsoftのサイトではSuite Free 2013が再インストール出来なかったため、

「FileHippo.com」
http://filehippo.com/jp/download_kingsoft_office_suite_free

にて「Kingsoft Office Suite Free 2013 9.1.0.4550」をダウンロードし、

こちらのページにあった不完全なマシマロさんのサイトのバッチファイル
「kso2013_en2ja_2014-01-26.zip」を使用して日本語化した後、

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n197284

上記URLの知恵ノートの
「ヘルプHPを日本のものに変更する(2014/4/15追記)」
の項目に書かれている通りに
"office6\cfgs\ksoappmerge.cfg"をテキストエディタで変更したのですが、
writerのツールバーの「ホーム」の「箇条書き」と「段落番号」が使用できません。

箇条書きと段落番号の機能が使えない状態のため、困っているのですが、
解決法としてはやはり一度アンインストールして、手作業で日本語化する他ないでしょうか?

10421

手順36で「インストール先に言語ファイルが存在します。」と表示されるのですがどうすれば良いですか?

10435

batを起動するところで「ファイルが存在しません」と出て何もないファイルが生成されます
どうしたら良いのでしょうか

10497

少しは自分で調べようよ。
KSOが今のバージョンにアップデートされてからこのチート方法は使えなくなってる。

10499

管理人さんへ

URLはクリッカブルにしないで、記述だけにしましょう。
リファラーっていうブラウザー機能くらいご存知でしょ?
同類サイトの先駆役でもあったんですから。

10511

>どうしたらいいのでしょうか?

まずはブラのホックを外す。

10519

vista 32ビットで゛、手順16でエラーとなってしまいます。
=========================
アクセスが拒否されました。
0個のファイルをコピーしました。
権限が不足しています。
=========================
ご説明の通り、管理者権限を持つユーザーで行っているのですが、
このような形になります。ご教授お願いします。

10521

Kingsoft Office 2013日本語版の最新バージョンでは、既にこの手法は一切無効です。
(インストール時のフォルダ構成がWPS Office Free 2014等と同じ形式に変更のため。)
最新バージョンでの日本語化方式は他のサイトに出ていますので、検索で探してください。

10523

http://en.matrix.jp/2013/07/16/kingsoft-free-nihongo/
上記サイトからこの技が使えたころの各種ソフトウェアが入手可能ですのでお試しあれ。
(ウィルスチェックも忘れずに)

10613

WPSofficeに移行後やり方が少し変わっていたのでご報告を。
1  
http://download.kingsoft.jp/office/2016/133/
「漫画で解説~」の上記のページからキングソフトoffice2016をインストール
2
キングソフトoffice2016のショートカットからプロパティで実行ファイルの場所に飛びoffice6フォルダの中の(もっと下の階層にあるかもしれませんが)「2013」「2013blue」「mui」フォルダから「ja_JP」フォルダを回収
3
WPSofficeをインストールしショートカットからプロパティで実行ファイルに飛ぶ。「office6」フォルダに移動
その後「mui」フォルダにキングオフィスのmuiから取り出した「ja_JP」を移動。
続いて「skins」の中の「2013」「2013blue」フォルダにそれぞれの「ja_JP」フォルダを設置。

不具合の確認は十分にしてませんがこれで同じように日本語化できました。

10743