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KingstonのHyperX Savage SSD 480GB (SHSS37A/480G)を使ってみた!

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今回はKingston Technology様からKingston HyperXブランド製品のHyperX Savage SSD 480GB (SHSS37A/480G)のサンプル品を頂いたので紹介させていただきます。HyperX Savage SSDは2.5インチSSDでクアッドコア8チャネルのPhison PS3110-S10ントローラーを搭載したことで、転送速度は最大読み取り速度が560MB/s、最大書き込み速度が530MB/sを実現した非常に高速なハイエンドSSDです。

Kingstonといえばメモリモジュールで世界一のシェアを誇る有名メーカーですが、メモリ以外にもSSD、SDカードやUSBメモリなどのフラッシュメモリの製造も行っています。私もKingston製のSDカードやUSBメモリは買ったことがありますが、SSDは初めてなので非常に楽しみです。

HyperXとは

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まず知らない人のために説明しておきますが、HyperXはKingston Technology(キングストンテクノロジー)のゲーミングブランドです。HyperXではゲーム向けに優れた性能と品質を実現しています。2002年から高性能メモリの一ラインとしてスタートしてから時代とともに成長し、メモリモジュール、ソリッドステートドライブ、USBフラッシュドライブ、ヘッドセット、マウスパッドなど様々製品を提供しています。10年以上にわたり優れた性能と品質、美しいデザインをお届けする最高クラスのコンポーネントを特長とするHyperX製品は、世界中の一流ゲーマー、テクノロジー狂熱者、オーバークロッカーに選ばれています。メモリの世界記録の更新から最も厳格な製品認証の取得に至るまで、HyperXは最高級の性能規格で 信頼性の高い製品を提供しています。

さらに、HyperXは世界中で20以上のゲーミングチームの栄誉あるスポンサーであり、Intel Extreme MastersおよびDreamhack大会のメインスポンサーです。HyperX製品はプロフェッショナルゲーマーの最も過酷な要求を満たすためにデザインされておりゲーマーが優位に立ち、ゲームに余裕をもって臨むために役に立ちます。

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HyperXの製品については下記公式サイトから詳細をご覧になれます。

HyperX - ゲーミングヘッドセット、キーボードなど – WE’RE ALL GAMERS

HyperX Savage SSD 480GB(SHSS37A/480G)のレビュー

kingston_HyperX_Savage_SSD_101c.png キングストン Kingston SSD 480GB 2.5インチ SATA3 MLC NAND採用

HyperX Savageソリッドステートドライブは、最強のパフォーマンスを最強のプレイヤーに提供します。この最速のHyperX SATAベースSSDは、最大読み取り速度560MB/s、最大書き込み速度530MB/s、最大読み取り/書き込み100k/89k IOPSという圧倒的な速度をもたらすクアッドコア8チャネルPhison S10コントローラーを搭載しています。極めて優れたレスポンスのマルチタスク機能を備え、ドライブの容量に余裕がなくてもパフォーマンスを維持する全体的に処理速度の高いシステムとなります。ロープロファイルかつスリムな7ミリフォームファクターにより、HyperX Savage SSDはほとんどのノートブックパソコン、デスクトップパソコン、HTPCビルドに適合します。

仕様

フォームファクター
2.5インチ
インターフェイス
SATA Rev. 3.0 (6Gb/秒) 、SATA Rev. 2.0 (3Gb/秒)との後方互換性あり
コントローラ
Phison PS3110-S10
消費電力
アイドル時 0.39W / 平均 0.5W / 読み取り時 1.4W (最大) / 書き込み時 4.35W (最大)
動作温度
0°C~70°C
寸法
100.0mm x 69.9mm x 7.0mm
重さ
96g
耐用期間
MTBF(平均故障間隔) 100万時間
保証/サポート
3年保証、無料テクニカルサポート

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箱は黒と赤を貴重としたカッコイイデザインになっています。

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早速箱を開けてみましょう。箱を開けるとすぐにSSDが顔を出します。

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SSDはクッションにより大切に守られています。普通のSSDを買った時は大抵ただ単にプラスチックで梱包されているだけなのですが、このHyperX Savage SSDはハイエンド製品ということで梱包もしっかり厳重にされていますね。

内容物

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  • 2.5 SSD
  • 3.5インチマウンタ
  • 7mm-9.5mmアダプター
  • Acronis True Image HD Software (HDDクローンソフト)
  • HYPERXステッカー
  • ネジ
  • 説明書

SSD

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SSD本体は赤と黒を貴重としたカッコイイデザインになっています。厚さが7mmなのでかなり薄いです。付属している7mm-9.5mmアダプターを使うことで9mmを使用するノートパソコンなどでも使うことが可能です。

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写真ではわかりにくいのですが、シルバー担っている部分はギザギザにエンボス加工がされています。HYPERXが輝いて良い感じです。

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裏面はシンプルです。

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今回は480GBモデルになります。製造は台湾のようです。

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3.5インチのマウンタも付属されているので、2.5インチが設置できないPCでも使うことができます。

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実際にデスクトップPCに設置してみました。やっぱり赤黒はかっこいいですね。

クローンソフト

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HDDのクローンソフトとしてAcronis True Image HD Softwareのプロダクトキーがついています。今回は付属のステッカーで隠しています。

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下記URLからダウンロードして、プラダくとキーを入力することで使うことが可能です。クローンソフトを使うことで現在の環境をまるまるコピーしてこのHyperX Savage SSDに移行することができるため、HDDからSSDの換装したい人にもオススメできます。

Download Acronis Software http://support.kingston.com/us/support/technical/acronis-download

HyperX Savage SSD 480GBのベンチマーク!

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テスト環境は以下の通りです

CPU
Intel Core i7-5820K
CPU Cooler
CORSAIR H6O CPU Cooler CW-9060007-WW
MEM
Corsair Vengeance LPX DDR4 DRAM 2666MHz 64GB
M/B
Asus Sabertooth X99
VGA
Palit Gefouce GTX970
SSD
Samsung SM951 256GB MZHPV256HDGL-00000 M.2SSD
OS
Windows10
Case
Antec P100
Power
Corsair RM650

今回ベンチマークを測るためのPCのスペックを載せておきます。昨年新しくした自作PCでその時の記事も書いてあるので、スペック詳細については下記記事の久しぶりに新しい自作PCを組みました!をご覧いただけると幸いです。

久しぶりに新しい自作PCを組みました!

CrystalDiskMark

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CrystalDiskMarkのベンチマークです。左が今回のHyperX Savage SSD 480GBです。右は比較対象としてWD HDD 3TBのベンチマークも測ってみました。

HyperX Savage SSD 480GBですが、シーケンシャルの読み込みは561MB/s、書き込みが540MB/sとSATA接続のSSDとしては非常に高速です。特に書き込みが540MB/sというのはすごいですね。6年前に組んだ自作PCではSSDx2 RAID0をやりましたが、その時の読み込みが550MB/sで書き込みは150MB/sくらいしかでてませんでした。それが今やHyperX Savage SSD 480GBではシングルで560MB/s、書き込みは3倍以上速い540MB/sですからね。すごい時代になったものです。今やRAID0なんてする必要は全く無いくらいSSDは高速化していますね。

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こちらは参考までに海外から輸入して入手したSamsung SM951 M.2SSDと先述の6年前に組んだ自作PCでのCrucial RealSSD C300x2 RAID0のベンチマークです。M.2 SSDはPCIなのでSATAに比べると非常に高速ですが、その分価格も高いです。C300 SSDx2 RAID0については長期使用によって速度が書き込み速度が自作当初の半分くらい落ちてしまっていました。

AS SSD Benchmark

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AS SSD Benchmarkのベンチマーク結果です。CrystalDiskMarkほどは出ていませんが、それでもRead/Write共に500MB/sくらいでています。

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AS SSD Copy-Benchmarkのベンチマーク結果です。

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AS SSD Compression-Benchmarkのベンチマーク結果です。Read/Write共に安定しています。

ATTO Disk Benchmark

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ATTO Disk Benchmarkのベンチマーク結果です。

CrystalDiskInfo

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CrystalDiskInfoです。アイドル時の温度は28℃と比較的低かったです。ちなみにベンチマークなどで動作しているときは2~4℃程度上昇していました。

HyperX Savage SSDの価格について!

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HyperX Savage SSDの最安値を調べてみたところNTT-X Storeが一番安かったです。HyperX Savage SSD 240GBモデルが8,980円、480GBモデルが16,380円、960GBモデルが34,980円で全て送料無料です。コスパ的には480GBが一番良いですね。

今回の個人的感想&まとめ

今回の記事はKingston HyperXブランド製品のHyperX Savage SSD 480GBのレビュー記事でした。HyperX Savage SSDはHyperXブランドということでKingstonの中でも高品質なハイエンド製品ということで期待していたのですが、期待通りにすばらしい製品でした。赤黒のデザインもかっこいいですし、もちろん品質も高い製品でした。

特にHyperX Savage SSDを使ってみてSSDもかなり進化していることを実感しました。特に書き込み速度はSSDがシングルでも540MB/sというのは非常に驚きました。以前のPCで高いお金を出してSSDをRAID0していたのは何だったんだろうというくらい普通に使うには十二分な速度が出ていましたね。HyperX Savage SSDの価格についても、240GBが8980円、480GBが16,380円、960GBが34,980円と他のSSDと比較しても決して高くはない価格設定ですし、SSDの購入を考えている人にはお勧めしたい一品ですね。

Kingston HyperX Savage SSD SHSS37A/480Gの評価

総合評価
4.3
おすすめ
4
デザイン
5
価格
3.5
性能
4.5
  • ゲーム用の高速なSSD
  • 赤と黒のデザインもかっこいい
  • HyperXブランドで高品質なハイエンド製品
  • 書き込み速度はSSD1枚でも540MB/s

今回Kingston Technology様にはHyperX Savage SSDを提供して頂き誠にありがとうございました。

パソコンやスマホなどのガジェットに興味があり、大学で情報工学の勉強してシステムエンジニアに。ブログ歴は15年以上。ITの専門的な知識はそこそこあり、国家資格の情報処理技術者試験のスキルレベル4「情報セキュリティスペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などを取得。

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