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デュアルSIMで4G&3G同時待受可能なMotorolaのMoto Z Playのレビュー!

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過去に当ブログでもDualSIMで4G&3Gが同時待ち受け(デュアルスタンバイ)のDSDS端末であるMoto G4 PlusASUS ZenFone3 ZE520KLを紹介しましたが、今回はその2つよりも少し価格が高いMotorolaのMoto Z Playを購入したのでレビューを書きたいと思います。

Moto Z Playを実際に購入したのは11月だったのですが、当時は日本での販売価格は代理店のボッタクリ価格だったため輸入することにしました。イタリアから輸入で購入価格はEUR414,49(1ユーロ118円時購入)で48900円でしたが、インポートデポジットでEUR38,05ほど返金されたので実質約44000円でした。今では日本のAmazonでもだいぶ価格がお安くなっているのでそっちで購入するのが良いでしょう。

何がすごいの?

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今までもデュアルSIM端末は数多く発売されていましたが、今回のように4G&3Gが同時待ち受け(デュアルスタンバイ)できる端末はありませんでした。基本的に4G&3G+2Gの同時待ち受けが主であり、2Gのサービスが提供されていない日本では使うことができませんでした。中には同時待ち受けはできませんが、切り替えによって4G+3GのデュアルSIM端末もありましたが、利便性を考えると実用的ではなく、とても不便な代物でした。

2016年夏に発売されたモトローラ Moto G4 Plus以降のデュアルSIM端末では4G&3G同時待受可能な端末も出ており、切り替えなどを必要とせずに2枚のSIMを使うことができるのです。なのでデータ通信は格安SIMが担当、音声通話はdocomoなどのキャリアが担当すると音声とデータ通信をSIMごとに切り替えて使うことができるようになっています。これにより月額携帯使用料金は音声SIMが1000円、データ通信SIMが1000円のように最低料金で使うことができ、月額合計2000円と格安でしようできるようになります。普通に3大キャリアでデータ定額などを使えば月額料金は7000円近くなるので、月5000円の節約が可能になるわけです。月5000円なら年間60000円の節約ができるので、かなり大きいと思います。

今回の事例ではdocomoなどのキャリアSIMを維持したままのデータ通信SIMを使って格安運用を念頭に置いて話していますが、キャリアを切って格安SIM1枚に完全に移行してしまうのが手っ取り早く安くできるので、問題がなければそっちのほうがおすすめです。その方が今回のように端末の選択が限られることもないですしね。

Motorola Moto Z Playのレビュー

moto_z_play_044.png モトローラ スマートフォン Moto Z Play 32GB ブラック 国内正規代理店 AP3787AE7J4

「Moto Z Play」は、5.5インチ高解像度FHDスーパーAMOLEDディスプレイを搭載し、動画やゲームも生き生きと楽しめます。また、指紋認証、急速充電(Turbo Power)、デュアルSIMデュアルスタンバイ対応など多くの機能を搭載。指紋認証機能は、何度もロック解除していた手間を省くだけでなく、セキュリティも向上させます。

急速充電機能(Turbo Power)は、約15分充電するだけで、10時間駆動できるバッテリーを充電可能。デュアルスタンバイデュアルSIM(DSDS)の機能は、1台のスマートフォンで2つの番号を同時に待ち受けできる機能です。2枚のSIMを入れ、同時に待ち受け(4G/3G)が可能です。仕事用とプライベートの2台持ちをこのDSDS機能で1台に集約が可能です。その他にも音声SIMとデータSIMを入れて使用するなど、使い方はさまざまです。

また、「Moto Mods」と呼ばれる専用のアクセサリーでいろいろなデバイスにトランスフォーム(変進)します。「ハッセルブラッドのカメラ」、「JBLスピーカー」、「プロジェクター」、「モバイルバッテリー」など、今後も多くのデバイスとして広がりを期待できるスマートフォンです。

仕様

OS
Android 6.0.1 Marshmallow
プロセッサ
Qualcomm Snapdragon 625 プロセッサ - 2 GHz オクタコア CPU および Adreno 506 GPU、650 MHz
メモリ (RAM)
3GB LPDDR3
ストレージ (ROM)
32 GB §、microSD カード対応 (最大 2 TB)**
寸法
高さ156.4mm x 幅76.4mm x 厚さ6.99mm
重量
165g
ディスプレイ
5.5 インチの Super AMOLED 1080p HD (1080 x 1920) 403 ppi Corning Gorilla Glass
バッテリー
3510 mAh 15 分の充電時間で最長 10 時間の駆動を実現する TurboPower
撥水性
撥水ナノコーティング
対応バンド
CDMA 850、1900MHz GSM/GPRS/EDGE (850、900、1800、1900 MHz)
UMTS/HSPA+ B1/B2/B4/B5/B8/B19(B6を含む)
4G LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B19/B20/B28/B38/B40/B41
SIM カード
Nano-SIM デュアル SIM
NFC
対応
リアカメラ
16メガピクセル、レーザーオートフォーカス
フロントカメラ
5メガピクセルf/2.2 口径 85度広角レンズ
接続
USB-typeC ポート 3.5mm
ブラック、ホワイト
センサー
指紋認証、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、近接センサー、ホール効果センサー、環境照明センサー、センサーHub

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箱は白を基調としたシンプルなデザインです。

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今回購入したのはイタリアから輸入したグローバル版なので、裏面はイタリア語で書かれています。

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型番はXT1635-02 RETAIL.IT(イタリア語版)です。対応バンドは以下のようになっています。

GMS 850/900/1800/1900MHz UMTS/HSPA+ B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 4G LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B19/B20/B28/B38/B40/B41

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箱を開けてみました。

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スマホを取り出したところにはmoto z playの文字がかかれています。

内容物

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箱に入っているのは以下のものです。

  • Moto Z Play本体
  • 背面カバー
  • AC-USB充電アダプター
  • イヤホン
  • sim取り出し用ピン
  • 説明書
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Moto Z Play本体です。Moto Z Playはバッテリーが3510mAhと大容量なのでその分本体重量は重いです。

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色は黒でフレームがシルバーです。

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裏面はmoto modsが接続できるように端子があります。

sim取り出し用ピン

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sim取り出し用ピンです。

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sim取り出し用ピンは他のスマホで付属するよりも大きめで、しっかりとしたもので作られています。

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スマホ上部にsimスロットがあります。

simスロット

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simスロットの表面にはmicroSDカードスロットがついています。

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裏面にはnanoSIMが2スロットついています。zenfone3のようにmicroSDとの排他ではなく、microSDとnanoSIM2スロットが同時に使えるのでとても便利です。

ACアダプター

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AC-USB充電アダプターは輸入したので欧州仕様のものなので日本では使えませんでした。

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MotorolaのMが入っています。

本体詳細

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本体の保護フィルムを外した状態です。

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バッテリーが大容量のためここ最近のスマホにしては少し厚めです。それでも厚さ6.99mmなので厚すぎるというほどでもありません。

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下側には指紋認証とUSB端子とイヤホンジャックがあります。

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上側にはインカメラとインカメラ用のライトがついています。

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右側には電源ボタンと音量ボタンがあります。

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裏面です。シンプルなデザインですがかっこいいです。

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Moto Mods用の端子がついています。裏面は拡大してみると細かく線の模様が入っています。

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カメラです。Moto Modsを想定して突起になっています。またLEDフラッシュは白と肌色の2色となっています。

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Moto Modsを装着しない時の背面カバーです。磁石でくっついているためよほどのことがなければ外れることはありません。

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装着した状態です。

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simスロットを外します。

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こんな感じで入っています。

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表面にはmicroSDカードスロットになっています。

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裏面にはnanoSIMスロットが2つついています。排他ではないためnanoSIMを2枚入れてもちゃんとmicroSDカードも使える仕様になっています。

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電源を入れてみると、余計なアプリなどない非常にシンプルなAndroidです。Nexusに近く個人的にはとても好印象です。

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このようにデュアルSIMの4G/3G共にアンテナが立っていることが確認できます。

Android 7.0 Nougat

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先日ついに私のMoto Z PlayにもAndroid 7.0 Nougatが!Nexus6でAndroid 7.1を使っておりその便利さに惚れて早くアップデートしたかったので嬉しかったです。

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Android 7.0 Nougatではマルチウィンドウ昨日が追加されており、Youtubeを見ながらブラウジングのように2つのタスクを同時に行えるようになっています。これが非常に便利なのでAndroid 7.0の端末をお持ちの方は是非試してみてください。何かアプリを開いた状態で□を長押しすることでマルチウィンドウになります。

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もちろん縦でも使えます。Nexus6ではこのウィンドウサイズを自由に変えられたのですが、Moto Z Playではできませんでした。サイズが変えられないとちょっと不便なのですが、それでもマルチウィンドウは本当にありがたいです。

その他のDSDS端末

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DualSIMで4G&3Gが同時待ち受け(デュアルスタンバイ)のDSDS端末であるMoto G4 PlusとASUS ZenFone3 ZE520KLについてもレビューを書いています。興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

デュアルSIMで4G&3G同時待受可能なモトローラ Moto G4 Plusを買ってみた! デュアルSIMで4G&3G同時待受可能なASUS ZenFone3 ZE520KLを買ってみた!

今回の個人的感想&まとめ

今回はMoto G4 Plus、ASUS ZenFone3 ZE520KLに引き続きDualSIMで4G&3Gが同時待ち受け(デュアルスタンバイ)のDSDS端末であるMoto Z Playの紹介でした。使ってみた感じではMoto Z Playは今までのDSDS端末の中で一番良いですね。今回は紹介を省きましたが、Moto Modsによるカメラ、プロジェクター、バッテリー、スピーカーなどの拡張も可能ですし、今後も様々なMoto Modsが発売されることが決定しており将来性もあります。

高級感もZenfone3よりあり、バッテリーも大容量で普通に使っていても2日くらい余裕で持ちます。Moto Z Playはバッテリーが3510mAhと大容量なので、これを使ってみた感じではMoto Modsのバッテリーはいらないという印象です。もちろん大容量の弊害である重さも慣れればそれほど気になりません。それよりもかなり使っても電池が減らない安心感の方が大きいです。

また、Moto G4 Plus、ASUS ZenFone3 ZE520KLの他の2つにはついていなかったNFCもついていますし、総合力は一番高い端末となっています。端末価格は他の2つより少し高めですし、あと15000円出せば上位機種のMoto Zも購入できるので、この辺りの選択は予算との相談となるでしょう。コスパで言えばZenfone3には及びませんが、Moto Modsによる拡張性の高く将来性もあり、こういったオリジナリティがあることはとても評価できます。

Motorola Moto Z Playの評価

総合評価
4.1
おすすめ
4.5
デザイン
5
価格
3
性能
4
  • Mot Modsでいろいろな拡張が可能
  • 大容量バッテリーで長時間使用可能
  • 高級感があって良い
  • バッテリー容量が多いのでちょっと重い

興味のある方はぜひ購入しみてはいかがでしょうか? モトローラ スマートフォン Moto Z Play 32GB ブラック 国内正規代理店 AP3787AE7J4を購入する!

パソコンやスマホなどのガジェットに興味があり、大学で情報工学の勉強してシステムエンジニアに。ブログ歴は15年以上。ITの専門的な知識はそこそこあり、国家資格の情報処理技術者試験のスキルレベル4「情報セキュリティスペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などを取得。

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