WindowsのService Packを恒久化してCドライブの容量を増やそう!

Cドライブの肥大化の原因を追究するために、C:\Windowsフォルダのサイズなどを調べていると、C:\Windows\winsxsが大きな領域を使用していることがあります。WinSxSはWindows コンポーネントストアディレクトリでサービシング処理に使われており、これにはWindows更新プログラム、Service Pack、修正プログラムなどが含まれています。
WinSxSフォルダ内にはハードリンクが置かれており、これらを削除することはWindowsを不安定にする危険性が高いため推奨されません。そこで今回はWindowsのService Packを恒久化することで、WinSxSの容量を減らしたいと思います。
Service Packのインストールを恒久化することで、Service Packファイルに使用されている領域を再利用することができますが、Service Packを恒久化した場合、Service Pack は削除できなくなります。これはつまりWindows7のSP1状態だったものをWindows7の無印には戻せなくなるのですが、Service Packを解除するメリットはないので削除しても問題はありません。

SSDを使用していてCドライブの空き容量を増やしたいと考えている人は上記記事もぜひ参考にしてください。私の持っているUltrabookのノートパソコンであるZenbook UX21EなんかはSSDが64GBしかないので数GBでも増えればうれしいものです。
ちなみに上記記事の手順をやることで私の環境では約25GBの空き容量が増えました。SSDの空き容量が足りないと嘆いている方はぜひ試してみることをお勧めします。

まずはCドライブの空き容量をチェックします。空き容量は29.9GBです。

winsxsフォルダの容量は10.6GB使用しています。
では、さっそくWindowsのService Packを恒久化する方法を実施して、使用容量を減らしてみたいと思います。
WindowsのService Packを恒久化する方法!

まずはコマンドプロンプトを管理者権限で実行します。Windowsボタンで「cmd」で検索して、右クリックして「管理者として実行」を押します。

「はい」を押します。

Windows インストールから Service Pack ファイルを削除するには、次のファイル整理ユーティリティを使用します。
- Windows Vista Service Pack 1 インストール済み: VSP1CLN.EXE
- Windows Vista Service Pack 2 または Windows Server 2008 Service Pack 2 インストール済み: Compcln.exe
- Windows 7 Service Pack 1 または Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 インストール済み: DISM /online /Cleanup-Image /SpSuperseded またはディスク クリーンアップ ウィザード (cleanmgr.exe)
今回私の環境ではWindows7なので「DISM /online /Cleanup-Image /SpSuperseded」と入力します。

「Service Packのインストール中に作成されたバックアップファイルを削除しています。」と表示されるのでしばらく待ちます。

これでクリーンアップが完了です。

winsxsフォルダの容量は先ほど10.6GB使用していましたが、7.94GBまで減りました。2.7GBですが容量が増えるのはうれしいことです。

Cドライブも31.7GBまで容量が増えました。
今回の個人的感想
今回は地味に容量が肥大化していくwinsxsフォルダについての記事でした。今回の方法を試すことでノートパソコンのSSDなどで空き容量が少ないときにほんの少し救済できるかもしれません。まあ気休め程度かもしれませんが・・・。
それにしてもWinSxSって結構容量食うんですよね。そのくせ削除することができないので対策できることは数少ないのですが、今回のService Packを恒久化は実害がなく簡単なのでぜひ試してみることをお勧めします。