中古でiPhoneやiPadを購入するときの注意点!

私は基本的にAndroid派なのですが、ちょっと訳があってAppleのiOSデバイスが必要になったので中古のiPhone8を購入しました。そのときにひっかかった中古iPhoneのトラップについて書きたいと思います。中古でiPhoneやiPadを購入する際に気をつけないといけない点を今後のためにまとめておきます。
私のように普段Androidしか使わない人だと、油断して適当に中古でiOSデバイスを購入するとえらい目に合うので注意が必要です。中古の製品を購入する際にはしっかり調べて検討した上で購入しましょう。
中古iPhoneを購入する際の注意点

中古でiPhoneやiPadなどのiOSデバイスを購入する際に注意しなければいけないのは「アクチベーションロック」「圏外病」「ジャンク」などの項目があります。ジャンクはみなさんも分かると思いますが、それ以外の単語はAndroidユーザーにはあまり聞き馴染みのないものだと思います。これらはiPhone特有のものなので、この点はしっかり確認してから購入といけません。
アクチベーションロック

アクティベーションロックは、iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch、Macなどのデバイスをを失くしたり盗まれたりしても、デバイスと情報を安全に守るための仕組みです。これが厄介でこのアクチベーションロックをしっかり解除した状態で発送してもらわないと初期設定画面で詰みます。アクチベーションロックが掛かっているとAppleIDとパスワードを知らないユーザーは基本的にその画面から進むことができず何もできません。
なので、中古でiPhoneなどを購入する際には分解してパーツ取りなどの特殊な例を除いてまず真っ先にこのアクチベーションロックの有無をチェックする必要があります。
iPhoneを探す

アクチベーションロックは「iPhoneを探す」という機能を有効にしている状態やユーザー情報が紐付けされている状態で初期化などを行うと、初期設定時に確認されるようになります。中古で買った場合は発送される前に解除してもらいましょう。
「iPhoneを探す」をオフにするには、「設定」をクリックしてユーザー名の部分を押します。「探す」を押して「iPhoneを探す」をオフに変更します。
IMEI
アクチベーションロックが掛かっているかどうかについてはIMEIを確認すると分かります。iPhoneの状態をチェックするサイトもあるので、そこにIMEIを入力することで確認できます。IMEIは「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」で確認することができます。また、SIMカードトレイにも小さくIMEIが記載されているので、そちらからも確認できます。
IMEI CHECK - Free Online IMEI Number Checker | IMEI.infoロック解除
アクチベーションロックの解除は基本的にユーザー情報を設定した人がパスワードを入力して、解除する必要があります。このロック解除はiPhoneがなくてもオンライン上から行うことができます。手順は以下のとおりです。
- Apple ID で iCloud.com にサインインします。
- 「iPhone を探す」を選択します。
- 画面の上部にある「すべてのデバイス」をクリックします。
- iCloud から削除するデバイスを選択します。
- 「[デバイス名] を消去」をクリックします。デバイスが消去されるまで、「次へ」を選択します。
- 「アカウントから削除」をクリックします。
圏外病

iPhoneには圏外病と呼ばれる不治の病が存在します。特にiPhone7で多く発生したことでニュースになった問題ではありますが、私が中古で購入したiPhone8でも発生していました。その名の通り4Gなどの電波を掴まなくなり、つねに圏外(No Service)と表示される現象です。SIMのありなしに関わらず常に圏外と表示されます。一時的なものの場合はまだ復帰できる可能性もありますが、ずっと圏外のままになってしまうものもあります。圏外病になると基本的にハードウェア的な問題のため修理に出して治す必要があります。
圏外病の特徴としては4G/3Gなどの電波は掴みませんが、WiFiは普通に使えます。なので、外で使わない場合はそのままiPod Touchと同じように使用は可能です。
私が中古で購入したiPhone8はこの圏外病のiPhoneでアクティベーションロックはかかっていないものだったのですが、なぜかiPhone初期設定を行う前のアクティベーションが「アクティベートできません」と表示されて行えませんでした。この一番初めのアクティベーションは、SIMカードを使って通信回線の認証を行うものなのですが、iPhoneにSIMを刺した状態でも同様にアクティベートできない状態でした。
後にこのアクティベーションを回避してiPhoneを起動した際に気がついたのですが、どうやら私のiPhone8の圏外病の要因はハードウェア的にベースバンドチップ(無線通信を制御する半導体)が破損しており、そこに保存されているIMEIデータが読み取れないことによってアクチベーションが行えない状態になっていたようです。この状態になるとアクチベーションロックと同様で基本的に何もできません。
ジャンク

中古iPhoneでジャンクと表記されているもので安いものは、画面が割れていたり基盤なしなどのものも多数販売されています。パーツが欲しい場合はこういうジャンクのものを買うのはありですが、普通に使いたい場合はあまりおすすめできません。もちろん自分で修理できるような知識がある場合はありですが、ジャンク品は基本的に保証もなにもないのでそれなりにリスクがあります。
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今回の個人的感想&まとめ
今回は中古のiPhoneを購入する際の注意点について紹介しました。私はAndroid派なので、iPhoneに関する知識があまりなかったために微妙なiPhoneを買ってしまったので、ぜひこの記事を読んだ人はちゃんとしたiPhoneを購入しましょう。
iPhoneはセキュリティを高めるため、アクチベーションロックはかなり厳しく設定されています。基本的に中古でiPhoneを購入した場合、出品者がロックを解除してくれないとほぼ詰みます。Appleに連絡してもアクチベーションロックに関してはどうにもなりません。Androidだったらこういうのがなくて楽なんですけどね。セキュリティとユーザーの利便性は反比例するのでしかたがないことです。
もう一つの問題点は圏外病ですね。私はこの圏外病をなめて中古iPhoneを購入してしまったのですが、まさかWiFiがあるのに初期のアクチベーションが行えないとは思いませんでした。アクチベーションロックはかかっていないので、普通に考えればWiFiがあれば初期アクチベーションはできるだろうと思ったのですが、私の購入したiPhoneではベースバンドチップが破損していることが原因で中のIMEIが取得できないことでアクチベーションが行えないというトラップ端末でした。ここまでは流石に購入前には読めませんでした。この状態だと修理以外の選択肢はないですし、そりゃ出品者も何もできずに手放したわけですね。
今回はこのように中古iPhone問題について書きましたが、実はこれらの問題を回避してiPhoneを使う方法もあります。次回の記事ではそれらの方法について紹介したいと思うのでぜひ期待してください。iPhone iOS13.7をCheckRa1nで脱獄(JailBreak)する方法!