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Windows11にアップグレードでタスクバーが横だとバグる問題

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先日の記事でWindows11への今すぐ強制的にアップグレードする方法について書きましたが、その際に左右にタスクバー配置していたタスクバーがバグって移動できない、アイコンが表示されないという問題が発生してしましました。

今回はそのタスクバーの問題を解決する方法について記事にまとめたいと思います。同じ現象で困っている人の助けになれば幸いです。

タスクバーのバグが発生するまでのあらすじ

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今回のタスクバーのバグが発生するまでのあらすじについて軽く説明しておきたいと思います。私は24インチの画面を3枚並べた環境にしているのですが、左側のディスプレイはタスクバーを左に、右側のディスプレイはタスクバーを右にせていしました。

PCがWindows11にアップデートできるか確認する方法!

先日の記事でも書いていますが、私の環境はPCがWindows11にアップデートできるか確認して、いつでもWin11にアップデートできる状態にしてあったので、「Windows11インストールアシスタント」を使って、WindowsUpdateでのアップグレードをまたずに強制的にWindows11にアップグレードしました。

強制的に今すぐWindows11にアップグレードする方法! win11_taskbar_001.png

その結果今回の記事で書いているタスクバーが移動できない、横に設定しているタスクバーにアイコンが表示されないという状態になってしまいました。いろいろ調べた結果、Windows11のタスクバーの設定機能からは横から変更することはできなくなっており、変更する方法は直接レジストリをいじるか、ソフトウェアを使って変更するしかないようです。

レジストリからタスクバーの位置を変更する方法

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Windowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動して、「regedit」と入力してレジストリエディターを起動します。以下の階層まで移動します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3\

※レジストリから変更する方法については、メインディスプレイのタスクバーが横の場合はレジストリから修正することができます。この方法であれば他のソフトウェアを入れる必要もありません。

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Settingsを開いてFEの下の数値を「03」に変更してレジストリエディターを閉じて再起動すればタスクバーを下に変更することができます。「01」に変更するとタスクバーは上になります。

ソフトウェアからタスクバーの位置を変更

メインディスプレイ以外のタスクバーが横の場合は、私もかなり検索してみたのですがレジストリから変更する方法は見つかりませんでした。(もし知っている方が居たら教えて下さい。)

その際にはWinaero Tweakerというソフトウェアを入れて変更を行いましょう。Winaero Tweakerを使うことでWindows11の新しいタスクバーをWindows10の従来のものに簡単に変更することができます。一度Winaero Tweakerで従来のものに偏光した状態でタスクバーを移動して、またWindows11のタスクバーに戻すことで対応できます。

Winaero Tweaker

まずはWinaero Tweakerの公式サイトにアクセスしてWinaero Tweakerをダウンロードしてインストールをしてください。

Taskbar Location

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Windows11の「Taskbar Location」の項目からタスクバーの位置を変更可能です。ただし、変更できるのはメインディスプレイのみです。マルチディスプレイ環境でメインディスプレイ以外のタスクバーの位置を変更したい場合はClassic Taskbarの方法を試してみてください。

Classic Taskbar

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Windows11の「Classic Taskbar」の項目を開きます。

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「Enable Classic Taskbar」にチェックを入れます。すると「You need to sign cut and sign in back into your Windows session for change to take effect (変更を有効にするには、サインアウトしてからWindowsセッションにサインインし直す必要があります)」で「Sign out now」を押してサインインし直せばタスクバーが従来のものになっています。

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このように前のタスクバーに戻れば、右クリックして「タスクバーを固定する」のチェックを外して移動します。

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これで下側に移動できたので、Winaero Tweakerを使ってタスクバーをWindows11に戻してあげればOKです。

今回の個人的感想&まとめ

今回はWindows11にアップグレードでタスクバーが横だとバグる問題について記事にしました。まさかWindows11 にアップグレードしたことでそんなトラップが仕掛けられているとは思いもよらなかったので、だいぶびっくりしました。タスクバーを横にしている人は本当に要注意です。アップグレード前に下に戻しておきましょう。

今回のバグについては、Windows11はメジャーアップグレードなのにだいぶ適当な作り方しているなと感じました。大幅な変更で動かなくなるのであれば、自動的に設定を初期化して正常に動くようにしておいてほしいところです。

まさか今まで動かせたタスクバーがWindows11から移動できない様に仕様変更が入ってるとは思わないですし、そのことを知らないと大変な目に会いますね。みなさんもWindows11へのアップグレードの際にはタスクバーの位置を確認してからアップグレードすることをおすすめします。

パソコンやスマホなどのガジェットに興味があり、大学で情報工学の勉強してシステムエンジニアに。ブログ歴は15年以上。ITの専門的な知識はそこそこあり、国家資格の情報処理技術者試験のスキルレベル4「情報セキュリティスペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などを取得。

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