AI搭載のPDFソフト!Wondershare PDFエレメントのレビュー!

今回はAI搭載の最新PDFソフトであるWondershare PDFelement (PDFエレメント)のレビューを書きたいと思います。Wondershare PDFelementは、PDFの作成・編集・変換・結合・圧縮・署名・OCR など全てこれ一本で実現可能なオールインワンPDFソフトとなっています。クラウドストレージも20GB用意されています。
それ以外にもWondershare PDFelementにはAI機能を搭載しており、PDFの要約、リライト、校正なども行えます。AIにはChatGPTが使用されているようです。
Wondershare PDFエレメントのレビュー!

紙での業務をデジタルへ
Wondershare PDFelementには、強力なOCR機能を持っているので、紙をスキャンしてそれをデジタルのPDFとして取り込むことが可能です。紙で行ってきた業務を全てデジタル化することができます!
Adobe Acrobatの代替ソフトとして
Adobe Acrobatの代替ソフトとして、半分の価格で同様に強力な機能を提供しています。Adobe Acrobatの代わりにWondershare PDFelementを使用することで大幅コストカットすることができます。Acrobat Proで年間ライセンスは23,760 円/年ですが、Wondershare PDFelementなら8,980円で永久ライセンスを購入することができます。
見やすい操作画面
- PDF結合、PDF分割、PDF回転、PDF圧縮、墨消し、バッチ処理、OCR機能など、高額なPDF編集ソフトにある機能を全て搭載
- 購入前無料試用版があり
- AIによる効率的な文章管理(ChatGPTが搭載)
Wondershare PDFエレメントの基本機能

Wondershare PDFエレメントの基本機能は以下の通りです。PDFに関する処理をこれ1つですべて行うことが可能なオールインワンソフトになっています。
- PDF閲覧
- PDF編集
- PDF変換
- OCR PDF
- PDF一括処理
- eSignをリクエスト
- PDFの暗号化
- 文書に署名
PDFの閲覧

PDFビューアーとしても使えます。起動速度は早く、PDFを開くとすぐに起動します。試しに東京都防災ホームページにある東京防災のPDFを開いてみました。

見出しなどもしっかり見ることができます。
PDFの編集

PDFを簡単に編集することができます。PDFを内のテキストや画像を編集可能です。テキストのフォントを変えたり、テキストを編集できます。

試しに文字を少し変えてみました。普通にWordで編集しているような感じで、簡単に変えられますし、変えたあとの違和感が全くありません。
PDFのマルチ変換

PDFを別のファイル形式に、別のファイル形式をPDFに変換することができます。変換できるファイルは以下のとおりです。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- 画像
- テキスト
- PDF/A
- HTML
- スキャナー

このように変換先の出力フォーマットを指定して変換が可能です。

Wordで開けるdocxファイルに変換してくれました。基本的に文字は画像ではなく、テキストとしてWordファイルに変換されているので、文字を編集することもできます。試しに「もしも今」を「もしも明日」のように書き換えてみましたが、全く違和感なく変更できました。

URLを指定してWEBサイトをPDF化することも可能です。

もちろんこちらもただの画像として変換されているのではなくテキストを変更したりすることが可能です。
整理

整理ではPDF内のページ管理が行なえます。
翻訳機能

注釈の追加

注釈の追加が可能です。メモなども簡単に加えられるので、複数人で共有する際にも便利です。
紙からOCR付きPDF化

紙からPDF化を行うことができます。その際にPDFをOCRすることで紙のテキストを読み取ることも可能です。試しにOCRようにテスト文書を作ってスキャンしてPDFにしてみました。その後PDFをOCRしていきました。

OCRの精度についてですが、日本語のOCRというのは他の言語に比べても難しい部類なのですが、基本的にはほとんどの文字が正しく読み取れました。一部「。」が「◯」として認識してしまったり、小文字の「ェ」を「エ」と間違えてしまうなどがありましたが、文字自体が読めないレベルでの誤字などはありませんでした。これなら人の目で確認は必要ではあるものの、十分実用レベルだと思います。
保護されているPDF

保護されているPDFは、通常テキストをコピーすることはできません。しかし、Wondershare PDFelementでは、範囲指定するだけで簡単にテキストを抽出してコピーすることができます。右側に範囲指定した内容のテキストが表示されており、ここからテキストをコピーできました。
コピー禁止の保護されたPDFファイルから簡単にテキストをコピーする方法!AI機能とAIトークン

AI機能を試しに使ってみました。AIサイドバー上で「PDFの内容を要約して」とお願いするとPDFの内容を読み取って要約してキーポイントを教えてくれました。ちゃんとAIが動作していますね。この機能はPDFをアップロードするのでファイルサイズが50MB以下である必要があるようです。
Wondershare PDFelementのAI機能については、今流行りのChatGPTを使用しています。ChatGPTを使用しているので、AIの精度については高く、実用レベルに仕上がっています。AIトークンについては、月に使用できる無料枠が決まっています。要約などを数回試したら終わってしまうくらいに無料枠のトークンを消費してしまいます。

Wondershare PDFelementではAI機能は要約、リライト、校正など色々と行うことができるのですが、それをフルに使うには無料枠では無理です。AI機能を目的にWondershare PDFelementを検討している人は、PDFelement AI Server(日本語)の追加契約がほぼ必須と考えたほうが良いです。
これを購入すると2,000,000トークン/月まで使用可能です。ソフトウェアを有償購入してさらに追加料金を払うのはきついので、もう少しトークンの枠を増やしてもらえると嬉しいですね。
今回の個人的感想&まとめ
今回はPDFソフトのWondershare PDFelementを紹介しました。Wondershareといえば動画編集ソフトのFilmoraが有名なので、そっちで名前を聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。PDFソフトというの過去に何個か使ったことがあったのですが、その中でもWondershare PDFelementはかなり出来がよかったです。
PDFソフトでよく使う機能としては、PDFの変換と編集が主だと思います。PDFの編集については、そのままWordなどの感覚でPDFを編集できるので、本当に便利ですね。PDFの変換についてですが、PDFを別の形式に変換したときにレイアウトや表示が崩れるというのは一番困るのですが、Wondershare PDFelementではそういったことは起こりにくかったです。
もちろん変換している以上、一部おかしくなるなどはあったりしますが、それは元のPDF側の表示にも問題があったりという感じなので、そういうのを含めてもWondershare PDFelementの変換の精度は高く、実用レベルだと感じました。
OCRなども試してみたのですが、かなり精度が高いです。昔に試したPDFソフトでは日本語のOCRは精度が低すぎて使い物にならないなんてことがよくありましたが、Wondershare PDFelementでは日本語でもしっかり正しくOCRできていました。この点はかなり評価が高いです。
あとは気になるAI機能ですが、これについてはChatGPTを使用しているので、精度に関してはかなりクオリティは高いですね。ただ、トークンの消費が激しいので、無料枠はすぐに終わってしまいます。本格的に使うには追加オプションとしてPDFelement AI Server(日本語)を買う必要があるのが、ちょっとつらいですね。AI目的で使用する場合はこれの購入はほぼ必須です。公式サイトには無料で使えるトークンの量についての記載がなかったので、この点はもう少し詳細に書いておいてほしかったですね。
- AI搭載のPDFオールインワンソフト
- PDFから様々な形式変換が可能
- OCRによる紙からPDFへのデジタル化が可能
- AIトークンの無料枠が少ない
ぜひPDFオールインワンソフトを探している人はWondershare PDFエレメントを購入してみてはいかがでしょうか? Wondershare PDFエレメントを購入する!